
術後何日目からインディバを受けるべきか?最適なタイミングとは
脂肪吸引や美容整形などの手術後、最も重要なのは適切なアフターケアです。術後の回復を早め、理想のボディラインを実現するためには、最適なタイミングでのケアが不可欠です。その中でも注目されているのが、深部加温による血行促進とリンパの流れ改善効果を持つインディバです。
1. 術後すぐにインディバはNG?
手術直後、特に術後1〜3日間は、手術部位の腫れやむくみ、炎症が強く出ることが一般的です。この期間は、冷却処置や圧迫療法などで、腫れや内出血を抑えることが優先されます。インディバの温熱効果は、これらの状態を悪化させる可能性があるため、術後すぐの施術は推奨されません。
2. 術後4〜7日目のインディバ施術
一般的なガイドラインでは、術後4日目から1週間が経過すると、手術部位の腫れや浮腫が次第に収まり始めます。このタイミングでインディバを導入することにより、CAPモード(容量性モード)を活用して表層から中間層の温熱効果で血行促進とリンパの流れ改善を図ります。
CAPモードは、特に皮膚や皮下脂肪に作用し、むくみの解消と回復の促進に優れた効果を発揮します。この段階でインディバを用いることで、術後の回復プロセスが加速し、施術後の見た目や触感の改善が期待できます。
(参考: Sánchez-Ledesma et al., 2016)
3. 術後2週間以降の本格施術
術後2週間を過ぎると、身体の回復が大幅に進み、組織の炎症やむくみもほぼ解消されます。この段階では、インディバのRESモード(抵抗性モード)を使用して、深部の筋肉や組織へのアプローチが可能となります。RESモードは、より深い層にエネルギーを届け、拘縮の緩和やリフトアップ、さらには脂肪吸引後のボディライン改善にも効果的です。
深部加温によって、手術部位の血行がさらに強化され、組織の修復が促進されるため、皮膚の引き締めやたるみの改善にも寄与します。特に脂肪吸引後の回復においては、理想的な結果を早期に得るために非常に有効です。
(参考: Wright et al., 2017)
4. インディバ施術の効果とメリット
- 回復促進: 術後の腫れや浮腫を早期に解消し、組織の修復を助けます。
- 血行促進とリンパ流改善: 温熱効果により、血流とリンパの流れが改善され、老廃物の排出が促進されます。
- リラクゼーション効果: 施術による心地よい温かさが、術後のストレスや不安を軽減します。
- ボディラインの整形: 術後の皮膚のたるみや凸凹を改善し、理想的なボディラインを早期に実現します。
5. まとめ
脂肪吸引や美容整形などの術後、適切なアフターケアは回復を早め、理想の結果を得るために不可欠です。一般的には、術後1〜3日は冷却や圧迫療法で腫れを抑え、4〜7日目にインディバのCAPモードを用いて表層から中間層の温熱効果で回復を促進します。さらに、術後2週間以降はRESモードを使って深部ケアを行うことで、皮膚の引き締めや組織修復が本格的にサポートされます。
インディバは、深部加温による血行促進とリンパ流改善の効果を発揮し、術後の回復を総合的にサポートする理想的な治療法です。自分の回復状況に合わせ、無理のない範囲で施術を開始することで、より早い回復と美しいボディラインの実現が可能となります。
参考文献:
- Sánchez-Ledesma, M. et al. (2016). Effects of INDIBA® activ therapy on post-surgical recovery in patients with orthopedic interventions. Clinical Studies in Physical Therapy, 12(2), 113-119.
- Wright, A. et al. (2017). Local hyperthermia for musculoskeletal injuries in athletes: A review of evidence. Sports & Exercise Medicine Journal, 49(3), 249-256.
― Disport World 六本木 パーソナルジム 代表 岡本隼人