筋トレ中の目的別インターバル時間の科学

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筋トレ中の目的別インターバル時間の最新科学 | Disport World


筋トレ中の目的別インターバル時間の最新科学

筋トレの効果を最大化するには、負荷や回数と同様に「インターバル(休憩時間)」の最適化が欠かせません。最新の研究やエビデンスに基づき、目的別にインターバルを調整することで、より効率的なトレーニングが可能になります。

本記事では、筋肥大や筋力向上、筋持久力強化、さらには脂肪燃焼にフォーカスし、最新の知見をもとにしたインターバル設定のポイントを整理しました。あなたのゴールに合った戦略的な休憩時間を取り入れて、ワークアウトの質をアップデートしましょう。

1. 筋肥大(筋肉成長)を狙う場合

インターバルの目安: 30〜90秒

筋肉を大きくしたいなら、短めのインターバルで筋疲労を蓄積させ、筋合成ホルモン(成長ホルモン、テストステロン)の分泌を高めることが効果的です。これは従来から報告されている知見であり、近年も数多くの研究がその有効性を支持しています。

  • 推奨負荷: 最大挙上重量の65〜75%
  • 回数・セット数: 8〜12回 × 3〜4セット
  • 参考エビデンス: 最新のトレーニング科学レビュー(2023年発表の総説論文など)でも、30〜90秒の短い休憩が筋肥大促進に有利と示唆。

2. 筋力向上を目指す場合

インターバルの目安: 2〜5分

より重い重量を扱いたい場合は、長めのインターバルで神経筋系を回復させ、最大発揮力を維持する戦略が必要です。近年の研究でも、2分以上の休憩が筋力・パワー向上に有利であることが明確化されています。

  • 推奨負荷: 最大挙上重量の85〜100%
  • 回数・セット数: 3〜5回 × 3〜5セット
  • 参考エビデンス: スポーツ医学系ジャーナル(2020年代のメタ解析)で、2分以上のインターバルが高重量トレーニング時に最適な回復をもたらすと報告。

3. 筋持久力を伸ばしたい場合

インターバルの目安: 15〜30秒

筋持久力強化には、心拍数を一定以上に保ち、筋肉が疲れにくい状態を作ることがポイント。非常に短いインターバルを取り入れることで筋・心肺系への持続的刺激が期待でき、長時間の反復運動にも耐えられる身体を育みます。

  • 推奨負荷: 最大挙上重量の50〜60%
  • 回数・セット数: 15〜20回 × 3〜4セット
  • 参考エビデンス: 最新のスポーツ生理学研究でも、短い休憩(30秒以下)の反復セットが筋持久力向上に効果的と支持。

4. 脂肪燃焼(ダイエット)を狙う場合

インターバルの目安: 10〜30秒(サーキット形式)

近年定番化したHIIT(高強度インターバルトレーニング)は、短い休憩と高強度運動を交互に行うことで運動後の代謝も高め、「アフターバーン効果」で脂肪燃焼をサポートします。最新のメタ解析でも、HIIT形式のトレーニングが心肺機能向上と脂肪燃焼に効果的であることが再確認されています。

  • 推奨形式: サーキット形式で複数種目を組み合わせ、短い休憩で回す
  • 参考エビデンス: 2020年代以降のシステマティックレビューで、短いインターバルを挟むHIITがVO2max(最大酸素摂取量)や体脂肪率改善に寄与。

まとめ

トレーニング効果は、負荷やボリュームだけでなく、インターバル時間の最適化によって大きく左右されます。筋肥大・筋力向上・持久力強化・脂肪燃焼など、あなたの目標に合った休憩時間を賢く設定し、最新の科学的知見を取り入れることで、より効率的な結果が得られます。

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