O脚・X脚の改善とボディラインの美しさを目指すトレーニング
先日、ある女性のお客様が「綺麗なボディラインになりたい、でもO脚が気になるので直したい!」とのご相談でいらっしゃいました。このようなご相談は多く、実際はO脚でない方も多いですが、O脚やX脚に関する理解と適切なケアは重要です。
O脚・X脚とは?
O脚(内反膝とも言われる)は、両膝が外側に彎曲しており、左右の内くるぶしをそろえても膝が接しない状態を指します。X脚(外反膝とも言われる)は、逆に膝が内側に彎曲しており、膝が接しても足首が接しない状態です。
〜日本整形外科学会より〜
図1
O脚の原因
骨の変異
生活習慣や歩き方の癖によって筋肉や骨にストレスがかかり続けることで、外側に引っ張られる方向に骨が変異してしまうことがあります。これは、骨自体が変形しているため、改善が難しい場合があります。
筋肉や関節のポジションによるO脚
筋肉の緊張や関節の位置によって、代償的にO脚に見える場合も多いです。筋肉のバランスや姿勢に問題があることで、外側に引っ張られた状態になります。この場合、適切なトレーニングや習慣の修正で改善が期待できます。
実際のケース:本当にO脚なのか?
写真のように膝下が開いていると、一見O脚のように見えるかもしれません。しかし、よく観察すると、大腿骨は内側に向かっているのに対し、脛骨(脛の骨)は外側に開いています。また、足のアーチが崩れていることも確認できます。
このようなケースでは、実際にはX脚方向に骨が向いている可能性があり、見た目だけでO脚と判断するのは誤りです。
骨の連鎖の影響
骨盤が前傾して反り腰の姿勢になると、大腿骨が内旋し、脛骨が外旋してしまいます。この結果、足のアーチが潰れ、O脚のように見えることがあります。
改善方法:正しいトレーニングとエクササイズ
筋力トレーニングや筋膜リリースも有効ですが、それだけでは根本的な解決にはならない場合が多いです。骨や筋肉の正しい位置を意識し、呼吸や姿勢の改善を含むリポジショニングエクササイズが重要です。
30分のリポジショニングや呼吸トレーニングを行うことで、反り腰や足のアーチの改善が見られました。地道なエクササイズと生活習慣の改善が美しいボディラインを作る鍵です。
まとめ
見かけのO脚でも、実際は筋肉や骨のポジションの問題であることが多々あります。定期的なトレーニングや正しい姿勢の習得で、長期的な改善が可能です。気になる方はぜひトレーナーに相談し、トレーニングを始めましょう!