PRIセミナー参加報告 – 身体の非対称性と機能の回復
先日、日本で初めて開催されたPRI(ポスチュラル・レスピレーション)セミナーに参加しました。このセミナーでは、身体の非対称性やその影響について学びました。非常に興味深い内容だったので、ここで一部を共有します。
PRIとは?
「人体は左右対称ではない。神経系、呼吸器系、運動器系、そして視覚器など、身体の左側と右側は同じではない。」
「これらのシステムは、それぞれ異なる機能を持ち、異なる場所に位置している。この左右非対称のシステムデザインは、人体の健康と機能を維持するために必要なものです。」
〜基本コンセプトより抜粋〜
身体は見かけ上、左右対称に見えるかもしれませんが、実際には多くの構造が左右で異なります。この非対称性が、時には特定のパターンを引き起こし、身体の動きや機能に影響を与えることがあります。
構造的な非対称について
- 横隔膜は右側が大きく、左側は小さいため、左の横隔膜が呼吸の際に十分な役割を果たせない場合、身体が捻れることがあります。
- 右の横隔膜は肝臓によって支えられており、安定して機能しやすい構造になっています。
- 横隔膜は右の方が腸腰筋と連結しており、より長い構造を持っています。
- 右胸郭には心臓がなく、右の肺胞は3つ、左の肺胞は2つです。
- これらの構造的な違いが、身体の左右のバランスに影響を与え、特定の動きやすさを引き起こすことがあります。
このような非対称性により、身体が特定の方向に動きやすくなることがあります。その結果、特定の動作や姿勢が身体に定着してしまうこともあります。
PRIのアプローチと学び
PRIでは、こうした身体の非対称性を評価し、パターンを見極め、適切なリストレーション(機能回復)を行うための方法を学びます。今回のセミナーでは、現在の自分の身体のパターンを評価し、どう改善していくかを実践的に学びました。
今後もこの知識を深め、知っているだけの「PRI」ではなく、実践に役立てる「PRI」として活用していきたいと思います。
学びの機会をありがとうございました!
今回のセミナーで得た知識を、トレーニングやケアに活かし、より良い結果を提供できるよう努めてまいります。興味がある方はぜひ、こちらからお問い合わせください。
六本木パーソナルトレーニングジム Disport World
トレーナー:岡本隼人