「筋トレ=血圧上昇」は正しいのか
結論から言う。トレーニング「中」に一時的に血圧が上昇するのは事実。しかし、定期的な筋力トレーニングは「安静時血圧を下げる」効果がある。この2つを混同して「筋トレは高血圧に悪い」と判断するのは誤りだ。
最新研究が示す筋トレと血圧の関係
2023年のメタ分析では、定期的なレジスタンストレーニングが安静時収縮期血圧を平均3〜5mmHg低下させることが報告されている。特にアイソメトリック(等尺性)トレーニングの効果が注目されており、ウォールシットのような種目で最大8mmHgの低下が報告されたケースもある。
重要なのは「強度」と「方法」の管理だ。高強度で息を止めて力む(バルサルバ法)と血圧は急激に上昇する。適切な強度で呼吸を止めずに行えば、安全にトレーニングできる。
高血圧の方が避けるべきトレーニングと推奨トレーニング
| 避けるべき | 推奨 |
|---|
| 強度 | 1RM(最大挙上重量)に近い高強度 | 60〜70%1RM(中強度) |
| 呼吸 | 息を止めて力む(バルサルバ法) | 動作に合わせた連続呼吸 |
| 種目 | オーバーヘッド系(頭上に挙げる) | マシン系、自体重、バンド |
| 頻度 | 毎日のハードトレーニング | 週2〜3回、回復日を確保 |
JSPO-AT認定トレーナーだからこそできる安全管理
高血圧を持つ方のトレーニングは、スポーツ医学の知識が必須だ。どの種目を、どの強度で、どのように呼吸しながら行うか——この判断は、一般的なパーソナルトレーナーの領域を超えている。JSPO-ATはスポーツ医学をベースとした評価と指導ができる。必要に応じて医師との連携も行う。
注意
高血圧の方は、必ず主治医の許可を得てからトレーニングを開始してください。Disport Worldでは初回カウンセリングで既往歴と服薬状況を確認し、安全なプログラムを設計します。
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FAQ
高血圧でも筋トレできますか?
主治医の許可があれば可能です。適切な強度と呼吸法で行えば、安静時血圧の低下効果が期待できます。JSPO-AT認定トレーナーが安全なプログラムを設計します。
筋トレ中に血圧が上がるのは危険?
一時的な血圧上昇は正常な反応ですが、高血圧の方は上昇幅を抑える必要があります。中強度で連続呼吸を行い、高強度の力みを避けることで安全に管理できます。
有酸素運動と筋トレ、高血圧にはどちらが良い?
どちらも有効です。有酸素は心肺機能改善、筋トレは末梢血管の改善と筋ポンプ作用の強化に効果があります。組み合わせが最も効果的です。
岡本 隼人
Disport World 代表トレーナー
JSPO-ATTPI Level 2NASM-PES
2016年六本木開設。累計20,000セッション以上。プロゴルファー矢野東、NPB選手含む指導実績。プロフィール →