TPIとは何か
TPI(Titleist Performance Institute)は、2003年にアメリカ・カリフォルニアで設立された、ゴルフと身体の関係を科学的に研究する世界最大の機関だ。PGAツアー選手の80%以上がTPIメソッドを採用し、タイガー・ウッズ、ジョーダン・スピースらトッププロのパフォーマンス向上を支えてきた。
TPIの核心は「スイングの問題を身体から解決する」という発想だ。スイングコーチがフォームを直すのに対し、TPI認定トレーナーは「なぜそのスイングになるのか」を身体の構造から解明する。
16項目の身体スクリーニング
——完全解説
TPIスクリーニングは、ゴルフスイングに影響する身体機能を柔軟性・筋力・バランス・安定性の4領域で測定する。以下が全16項目の解説だ。
A. 上半身の回旋・可動域(5項目)
01
Seated Trunk Rotation(座位体幹回旋)
座った状態で上半身を左右に回旋。胸椎の回旋可動域を測定。正常値は左右ともに45度以上。制限があるとバックスイングが浅くなり、飛距離が低下する。
飛距離 × 腰痛予防
02
Lat Length Test(広背筋の長さ)
仰向けで両腕を頭上に伸ばす。広背筋の柔軟性を測定。制限があるとフォロースルーで腕が伸びきらず、フィニッシュが崩れる。
スイングアーク
03
90/90 Shoulder Test(肩の外旋・内旋)
肩を90度外転、肘を90度屈曲した状態で内旋・外旋。肩関節の回旋バランスを測定。左右差があるとスイングプレーンが不安定になる。
方向性
04
Wrist Flexion / Extension(手首の可動域)
手首の掌屈・背屈の可動域を測定。コック動作に直結し、制限があるとラグ(ため)が作れない。
飛距離 × 正確性
05
Cervical Rotation(頸椎回旋)
首を左右に回旋。正常値は左右各70度以上。制限があるとアドレスで頭の位置が安定せず、ボールへの視線が揺れる。
安定性
B. 下半身の可動域・安定性(6項目)
06
Hip Internal Rotation(股関節内旋)
仰臥位で股関節内旋を測定。正常値は左右各35度以上。ゴルフ腰痛の最大の原因。内旋制限はアーリーエクステンション(インパクトで腰が前に出る動作)を引き起こす。
腰痛予防 × パワー伝達
07
Hip External Rotation(股関節外旋)
股関節外旋の可動域を測定。バックスイングでの骨盤回旋に関与。制限があるとスウェイ(横方向の移動)が発生する。
軸の安定
08
Pelvic Tilt Test(骨盤前傾・後傾)
骨盤の前傾・後傾・ニュートラルの制御能力を測定。アドレスの姿勢(Sポスチャー/Cポスチャー)に直結する。
姿勢 × 腰痛予防
09
Pelvic Rotation(骨盤回旋)
立位で上半身を固定し、骨盤だけを回旋。上半身と下半身の分離能力(Xファクター)を測定。これが飛距離の最大の決定因子。
Xファクター × 飛距離
10
Overhead Deep Squat(オーバーヘッドディープスクワット)
両手を頭上に上げた状態でフルスクワット。足首・膝・股関節・胸椎・肩の可動域と安定性を総合的に測定する全身評価テスト。
全身の統合評価
11
Toe Touch(前屈テスト)
立位で前屈。ハムストリングスと腰椎の柔軟性を測定。床に指がつかない場合、アドレスで適切な前傾が維持できない可能性がある。
アドレス姿勢
C. バランス・安定性(3項目)
12
Single Leg Balance(片脚バランス)
片脚立ちで目を閉じて30秒。左右差があるとスイング中に軸がブレ、再現性が低下する。
再現性 × 安定性
13
Lower Quarter Rotation(下半身回旋)
上半身を固定し、下半身だけで回旋。下半身の回旋パワーと安定性を測定。ダウンスイング初動の地面反力の伝達能力を評価。
パワー伝達
14
Bridge w/ Leg Extension(ブリッジ + 脚伸展)
ブリッジの姿勢で片脚を伸ばし保持。臀筋の筋力と骨盤の安定性を測定。臀筋の弱化はアーリーエクステンションの原因になる。
臀筋 × 腰痛予防
D. 体幹の機能(2項目)
15
Torso Rotation(体幹回旋分離)
下半身を固定し、上半身だけで回旋。上下の分離動作がXファクター(捻転差)を作る能力を直接測定する。
飛距離の最大決定因子
16
Reach – Roll – Lift Test(リーチロールリフト)
四つ這いで対角の手足を伸ばし保持。体幹の抗回旋安定性を測定。スイング中に体幹が「崩れない」能力の指標。
抗回旋安定性
スクリーニング結果と
スイング特性の対応関係
TPIが定義する12のスイング特性は、それぞれ身体の制限と1対1で対応する。スクリーニング結果から、あなたのスイングのどこにエラーが出やすいかが予測できる。
| 身体の制限 | スイング特性(エラー) | 影響 |
| 胸椎回旋制限(#01) | リバーススパインアングル | 腰痛 + パワーロス |
| 股関節内旋制限(#06) | アーリーエクステンション | ダフリ + 飛距離低下 |
| 骨盤回旋/分離不足(#09,#15) | オーバーザトップ | スライス + 飛距離低下 |
| 片脚バランス不良(#12) | スウェイ / スライド | 方向性不安定 |
| 臀筋弱化(#14) | ロスオブポスチャー | トップのバラつき |
| 骨盤前傾制御不良(#08) | Sポスチャー / Cポスチャー | 腰痛 + 安定性低下 |
重要なのは、スイングを「直す」のではなく、身体の制限を「取り除く」ことで、スイングが自動的に改善するということ。レッスンで100回「もっと回して」と言われても、胸椎が30度しか回らなければ身体は回らない。まず胸椎の可動域を回復させれば、「回して」の指示が初めて実行可能になる。
スクリーニングの所要時間と流れ
Disport Worldでの TPI スクリーニングは、初回体験90分の中に含まれている。
スクリーニング結果はその場で数値化し、制限がある項目と対応するスイング特性を説明する。「なぜ飛ばないか」「なぜ曲がるか」「なぜ腰が痛いか」——スイングではなく身体の構造から、答えが見える。
「数値で分かる」ことの価値
多くのゴルファーは「練習場で100球打てば上手くなる」と信じている。しかし、身体の制限がある状態で100球打てば、100回間違った動きを強化しているに過ぎない。
TPIスクリーニングは、練習を始める前に「何を変えるべきか」を数値で特定する。数値があれば、改善の方向性が明確になる。改善の方向性が明確であれば、最短距離で結果にたどり着ける。
Disport World代表の岡本隼人は、TPI Level 2 × JSPO-AT × NASM-PES。この3つの資格を統合した身体チェックは、スイングコーチのレッスンとは異なる角度から、あなたのゴルフを変える。
Disport World
〒106-0032 東京都港区六本木3-15-21 鶯ビルB1
六本木駅徒歩4分 / 六本木一丁目駅徒歩4分
初回体験90分 ¥7,500(通常¥15,000の50%OFF)/ TPIスクリーニング含む
あなたのスイングを制限している
身体の問題を、90分で特定します。
TPI Level 2認定トレーナーによる16項目の身体スクリーニング。
初回体験に含まれています。
¥15,000¥7,500
First Trial — 90 min(Tax incl. / 50% OFF)
体験後の入会判断は不要。30日間全額返金保証。
FAQ
TPIスクリーニングだけ受けられますか?
はい。初回体験90分の中にTPIスクリーニングが含まれています。スクリーニング結果に基づき、制限の原因と改善方法をご説明します。
ゴルフ初心者でも受けられますか?
はい。スクリーニングはスイング技術ではなく身体機能を測定するものです。初心者の方こそ、変な癖がつく前に身体の制限を把握しておくことをお勧めします。
結果はどのように活用されますか?
制限がある項目に基づき、個別のトレーニングプログラムを設計します。可動域回復→パワートレーニング→INDIBAリカバリーの3段階で改善します。
TPIスクリーニングの結果を自分のゴルフコーチに共有できますか?
はい。スクリーニング結果をもとに、レッスンで注力すべきポイントをコーチと共有することで、レッスン効果が飛躍的に高まります。
岡本 隼人
Disport World 代表トレーナー
JSPO-ATTPI Level 2NASM-PES
2016年六本木開設。累計20,000セッション以上。プロゴルファー矢野東、NPB選手含む指導実績。プロフィール →