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Golf Performance

ゴルフラウンド前の
最強ウォームアップ15分メニュー。
TPI認定トレーナー直伝

PGAツアー選手も実践するTPIウォームアップ理論に基づく15分メニュー。静的ストレッチは禁止。7つのエクササイズで、1番ティーから全力で振れる身体を作る。

2026.05.07読了 約8分

なぜウォームアップが重要なのか

コースに到着して、練習グリーンで2-3パットを転がし、ドライビングレンジで10球打って、そのまま1番ティーへ——多くのアマチュアゴルファーのルーティンだ。

しかし、この「ウォームアップなし」が、最初の3ホールのスコアを2-3打悪化させている。さらに深刻なのは、冷えた身体でフルスイングすることによる怪我リスクの増大だ。特に40代以上のゴルファーにとって、朝一のティーショットは最もリスクの高い瞬間。

15
7
エクササイズ
2-3打
前半のスコア改善
期待値

TPIが推奨するウォームアップの3原則

TPI(Titleist Performance Institute)が推奨するラウンド前ウォームアップには3つの原則がある。

原則①:静的ストレッチは行わない。ラウンド前の静的ストレッチ(20秒以上同じ姿勢を保持するストレッチ)は、筋出力を一時的に低下させる。これは複数の研究で確認されている。代わりに動的ストレッチ(ダイナミックストレッチ)を行う。

原則②:ゴルフの動きに関連する関節を優先する。胸椎の回旋、股関節の回旋、肩甲骨の可動域——スイングに直結する関節を重点的に動かす。

原則③:段階的に強度を上げる。低強度の関節動作 → 中強度の全身動作 → 高強度のスイング模擬動作と、3段階で身体を温める。

15分メニュー:7つのエクササイズ

以下のメニューは、ロッカールームや練習グリーンの隅で、クラブ1本あれば実施できる。所要時間は15分。

Phase 1:関節動作(5分)

2 min① ワールドグレイテストストレッチ

前足を大きく踏み出してランジ姿勢を取る。同側の肘を地面に近づけ、反対の手を天井に向けて胸椎を回旋。左右交互に5回ずつ。股関節、胸椎、ハムストリングス、大腿四頭筋を一度に動かせる最も効率的なウォームアップ種目。

1.5 min② オープンブック(胸椎回旋)

横向きに寝て膝を90度に曲げ、上の腕を反対側に大きく開く。胸椎の回旋可動域を拡大する。バックスイングの深さに直結。左右各8回。立位でクラブを肩に担いで行うバリエーションもある。

1.5 min③ 90/90 ヒップスイッチ

地面に座り、両脚を90度に曲げて「Z座り」の姿勢。左右交互に切り替える。股関節の内旋・外旋を同時に活性化。ダウンスイングでの腰の回転に直結。左右各8回。

Phase 2:全身動作(5分)

2 min④ クラブ回旋スクワット

クラブを肩に担ぎ、スクワットの最下部で左右に回旋。下半身の安定性と上半身の回旋を同時に鍛える。10回×2セット。アドレスからバックスイングへの動きの模擬になる。

1.5 min⑤ ラテラルランジ + リーチ

横方向に大きく踏み出し、反対の手を踏み出した足に向かって伸ばす。内転筋と体幹の連動を活性化。左右各6回。スウェイ防止の感覚を呼び覚ます。

1.5 min⑥ 片脚バランス + 上体回旋

片脚で立ち、クラブを胸の前で持って左右に回旋。バランスとスイング中の軸の安定を同時にウォームアップ。左右各30秒。

Phase 3:スイング模擬(5分)

3 min⑦ 段階的素振り

クラブ2本を重ねて持つ。最初はハーフスイングの大きさで5回。次に3/4スイングで5回。最後にフルスイングで5回。ゆっくり→普通→速くと段階的にスピードを上げる。いきなりフルスイングしない。

残り2分は深呼吸とメンタルの準備に。1番ティーに立ったとき、身体がすでに温まり、関節が動く状態で第1打を迎えられる。

やってはいけない3つのNG

NG ①

静的ストレッチを20秒以上行う — ラウンド前の静的ストレッチは筋出力を一時的に3-5%低下させるという研究がある。ウォームアップは「動的」に行う。静的ストレッチはラウンド後に。

NG ②

いきなりドライバーをフルスイング — 冷えた筋肉と関節で最大出力を出すのは怪我の最大リスク。まずウェッジで小さく振り、段階的にクラブを長くしていく。

NG ③

ウォームアップ後に30分以上空ける — 15分のウォームアップ効果は30分で消える。スタートの15-20分前に始め、そのままの状態でティーオフへ。

15分が1日のゴルフを変える

たった15分。この投資で得られるリターンは大きい。最初の3ホールのスコアが2-3打改善するだけでなく、18ホール通しての疲労感が軽減し、後半のパフォーマンス低下を防げる。そして何より、怪我のリスクを大幅に減らせる。

このウォームアップメニューは、Disport WorldでTPI Level 2認定トレーナーが実際にクライアントに指導しているプログラムをベースにしている。ゴルフスイングに必要な関節の可動域と筋肉の活性化を、最短15分で達成できるよう設計されている。

もし、ウォームアップをしても身体が硬い、特定の動きが「できない」と感じる場合、それは身体に制限があるサイン。TPI身体スクリーニングで、その制限の正確な原因と改善方法を特定できる。

Disport World

〒106-0032 東京都港区六本木3-15-21 鶯ビルB1

TPI Level 2認定トレーナー在籍 / 初回体験90分 ¥7,500

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FAQ

はい。クラブ1本あれば、ロッカールーム、練習グリーンの隅、駐車場でも実施可能です。特別な器具は必要ありません。

ラウンド前は避けた方が良いです。筋出力を一時的に低下させるため、飛距離が落ちる可能性があります。ラウンド後のクールダウンには静的ストレッチが有効です。

基本的に安全ですが、痛みが出る種目はスキップしてください。もし複数の種目で痛みが出る場合、身体に制限がある可能性があります。TPI身体スクリーニングで原因を特定することをお勧めします。

ウォームアップは「本来の可動域を引き出す」ためのもの。可動域自体を広げるには、日常的なモビリティトレーニングが必要です。

岡本隼人
岡本 隼人
Disport World 代表トレーナー
JSPO-ATTPI Level 2NASM-PES

2016年六本木開設。累計20,000セッション以上。プロフィール →

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