2025年2月、Refalo et al.がPeerJ誌に発表したベイズメタ分析(29研究)が、長年の「神話」に終止符を打った。相対的筋肥大率は男女でほぼ同等(変化率0.69%、HDI: -1.50%〜2.88%)。さらにChang et al. 2025(Frontiers in Psychology)はレジスタンストレーニングの抗うつ効果SMD=-0.94を実証。JSPO-AT × TPI Certified Fitness 2 / Power 2 × NASM-PES × INDIBA®ベーシックコース修了、Disport World代表 岡本隼人が、最新エビデンスに基づく筋トレの真実を完全解説する。
ベイズメタ分析*
ステロン値(男性比)
筋肥大差*
抗うつ効果**
* Refalo et al. 2025, PeerJ, DOI:10.7717/peerj.19042、29研究のベイズメタ分析、変化率の95% HDI: -1.50%〜2.88%(有意差なし)
** Chang et al. 2025, Frontiers in Psychology, DOI:10.3389/fpsyg.2025.1655855、PROSPERO CRD42024583413、プールSMD = -0.94 (95% CI: -1.16 to -0.72, p<0.001)
「筋トレをするとムキムキになりすぎない?」——パーソナルジムの現場で、最も多く寄せられる質問の一つだ。特に女性クライアントの間では、この誤解がトレーニングを始める最大の心理的障壁になっている。「ジムに通うとボディビルダーみたいになっちゃう」「腕が太くなるのが心配」——こうした漠然とした不安が、健康と体型改善の機会を奪っている。
しかし2025年2月、PeerJ誌に発表されたRefalo et al.のベイズメタ分析(29研究、2,720研究をスクリーニング)は、この長年の「神話」に明確な科学的回答を出した——「ベースラインからの相対的な筋肥大率は男女でほぼ同等」。さらにChang et al. 2025(Frontiers in Psychology)が示したレジスタンストレーニングの抗うつ効果(SMD=-0.94)と統合すれば、筋トレは現代人にとって「医学的推奨レベル」の介入となる。本記事では、最新エビデンスに基づき、筋トレにまつわる5つの誤解を徹底解剖する。
この記事でわかること:
① テストステロン男女差(1/10〜1/20)と筋肥大の生理学
② Refalo 2025 PeerJベイズメタ分析(29研究)——男女の筋肥大率の真実
③ 「筋トレで太る」誤解の解体——筋肉vs脂肪の密度・代謝
④ Chang 2025 Frontiers in Psychology——抗うつ効果SMD=-0.94
⑤ 年代別アプローチ(20代〜60代以上)
⑥ Disport式プログラム設計の3つの柱
⑦ 筋トレを始める前の7つのセルフチェック
公開日:2025-05-17 / 最終更新日:2026-10-01
真実①「ムキムキになる」は
生理学的にほぼ不可能
筋肥大の主要な生理学的ドライバーがテストステロンであることは、運動生理学のテキストでも繰り返し記述されている。Refalo 2025メタ分析の本文中でも明確に述べられているように、「思春期以降の男性は、典型的な思春期以降の女性に比べて、内因性テストステロン値が約10倍高い」。この基礎的な内分泌環境の差が、男女の平均筋量差を説明する主要因とされている。
テストステロン値の男女差——数値で見る
基礎筋量の男女差——Refalo 2025の引用データ
Refalo 2025メタ分析の論文中で、女性の基礎筋量は男性に比べて以下のように小さいことが示されている:
- ▸上腕二頭筋断面積(CSA):女性は男性の約50-60%
- ▸大腿四頭筋断面積(CSA):女性は男性の約70-80%
- ▸Type II線維の割合:女性は男性より低い傾向
つまり、女性は「テストステロン濃度が約1/10、Type II線維の割合も低い、ベースライン筋量も小さい」状態でトレーニングを開始する。これらの生理学的事実から、「男性のように筋トレすれば、男性のような体型になる」という恐怖は、科学的にほぼ根拠がないと言える。
「筋トレでテストステロンが慢性的に上昇するのでは?」という質問もよく聞かれる。実際には、運動直後15-30分のテストステロン一過性上昇は確認されているが、24時間以内にベースラインに戻ることが多数の研究で示されている。
慢性的なテストステロン値の変化は、遺伝的要因、年齢、生活習慣(睡眠、栄養、ストレス)等で決まる。「筋トレでホルモン環境が大きく変わり、ムキムキになる」という仮説は、現代スポーツ生理学では否定されている。
真実②男女の筋肥大率
——Refalo 2025メタ分析の結論
本記事の核心エビデンスが、Refalo et al. 2025のベイズメタ分析だ。この論文を、論文情報、研究デザイン、主要結果、実践的意味の4軸で完全解説する。
論文情報
タイトル:「Sex differences in absolute and relative changes in muscle size following resistance training in healthy adults: a systematic review with Bayesian meta-analysis」
著者:Martin C. Refalo, Greg Nuckols, Andrew J. Galpin, Iain J. Gallagher, D. Lee Hamilton, Jackson J. Fyfe
掲載:PeerJ 13:e19042 (2025 Feb 25)
DOI:10.7717/peerj.19042 / PMID:40028215 / PMCID:PMC11869894
所属:Deakin University (Australia)、Stronger by Science LLC、Parker University、Napier University (UK)
方法:ベイズメタ分析(R言語のbrmsパッケージを使用)、PRISMA準拠、Open Science Framework公開(osf.io/trz3y)
データ・コード公開:Zenodo(DOI:10.5281/zenodo.14611284)
研究デザイン
- ▸スクリーニング:2,720研究を網羅的検索
- ▸最終採用:29研究
- ▸対象:18-45歳の健康な成人男女、同一RT介入実施
- ▸測定項目:絶対的および相対的な筋サイズ変化
- ▸モデレーター解析:筋サイズ測定法、身体部位、筋線維タイプ、RT経験
主要結果——核心発見
「相対的筋肥大率に男女差なし」の意味
Refalo 2025の核心メッセージは、論文中の以下の文章に集約されている:
「女性は、男性と同等の筋肥大ポテンシャル(特にベースラインからの相対的な筋サイズ増加を考慮した場合)を持っている」
つまり:
・絶対値では男性がやや優位(ベースライン筋量の差)
・%変化(相対値)では男女ほぼ同等(変化率の差は0.69%、HDI: -1.50%〜2.88%)
・トレーニング経験の有無は、結果を修飾しない
これは、女性が「ムキムキになるのが怖いから筋トレしない」というロジックが科学的に成り立たないことを意味する。女性のベースライン筋量自体が男性の50-80%しかないため、女性が同じ比率で筋肥大しても、絶対量としては男性のような体型には到達しない。
ベイズメタ分析という強力な方法論
Refalo 2025の手法的に注目すべき点は、「ベイズメタ分析」を採用したことだ。従来の頻度論的メタ分析と異なり、ベイズ手法では:
- ▸確率(probability)として直接解釈可能な結果が得られる
- ▸95% HDI(Highest Density Interval)が、効果量の不確実性を直感的に表現
- ▸不確実性の小さい筋肥大研究に特に適した手法
著者のGreg Nuckols(Stronger by Science代表)、Andrew J. Galpin(Parker University)は、現代スポーツ科学界の権威であり、この論文の信頼性は極めて高い。
真実③「筋トレで太る」
という誤解の解体
「筋トレを始めたら体重が増えた——もしかして太った?」——これも頻繁に聞く誤解だ。結論から言うと、体重が増えても「太った」とは限らない。この誤解の根源は、「体重」と「体組成」を混同していることにある。
筋肉と脂肪の密度差——同じ体重でもサイズは異なる
同じ1kgでも、筋肉は脂肪より体積が約15%小さい。つまり、体重が増えても筋肉量が増えていれば、見た目はむしろサイズダウン・引き締まりしている可能性が高い。
筋トレ後の確認で最も重要なのは:
・体脂肪率の変化(DEXA、InBody等で測定)
・筋量(除脂肪体重)の変化
・ウエスト周囲径・体型変化(鏡で確認)
・洋服のフィット感(同じサイズが緩くなる)
体重だけを追うと、「効果がない」と感じて挫折するケースが多い。私たちのジムには体組成計(InBody)があり、体重だけでなく体組成の変化も確かめられる。
代謝への長期的好影響——安静時代謝量UP
筋肉1kgあたりの安静時エネルギー消費は、脂肪1kgの約3倍(約13 kcal vs 4.5 kcal/日)とされている。つまり、筋量が増えれば「何もしていない時に消費するカロリー」が増加し、長期的には「太りにくい体質」に変わる。
これは特に40代以降のクライアントにとって重要だ。加齢とともに基礎代謝は低下するが、筋トレで筋量を維持すれば、基礎代謝の低下を遅らせ、「いつの間にか太った」を防げる。筋トレは「太る」のではなく「太りにくくする」介入だ。
真実④メンタルヘルスへの強力な効果
——SMD -0.94の意味
筋トレの恩恵は「見た目」だけではない。むしろ、現代の研究で最も注目されているのはメンタルヘルスへの効果だ。2025年12月、Frontiers in Psychology誌に発表されたChang et al. のメタ分析が、レジスタンストレーニングの抗うつ効果を厳密に検証した。
タイトル:「Resistance training for depression: a systematic review and meta-analysis of randomized controlled trials」
著者:Yuanbo Chang, Hai Wang, Xinbi Zhang, Shun Shan, Haiyuan Liu (2025)
掲載:Frontiers in Psychology
DOI:10.3389/fpsyg.2025.1655855
PMC ID:PMC12745427
登録:PROSPERO CRD42024583413、PRISMA 2020準拠
所属:Capital University of Physical Education and Sports(北京)、Hunan First Normal University
方法:PubMed、Embase、Web of Science、Cochrane Central、CNKIで2024年8月までのRCTを検索
主要結果——強力な抗うつ効果
SMD(Standardized Mean Difference)の効果量基準(Cohen):
・SMD 0.2:小効果量
・SMD 0.5:中効果量
・SMD 0.8:大効果量
レジスタンストレーニングの抗うつ効果SMD -0.94(絶対値)は、「大効果量を超えるレベル」に分類される。ただし、研究ごとのばらつき(異質性 I² 約80%)は大きい。
さらに、頻度に関わらず効果が確認されているのも重要——「週2回でも、週3回でも、SMDはほぼ同等(-0.90 vs -0.94)」。これは「忙しいから筋トレできない」という言い訳を完全に解体する科学的発見だ。
なぜ筋トレが抗うつ効果を持つのか——4つのメカニズム
Chang 2025を含む複数の研究で示唆されている、筋トレの抗うつメカニズムは以下:
- ▸神経可塑性の促進:BDNF(脳由来神経栄養因子)の分泌増加、海馬の神経新生
- ▸炎症マーカーの低下:慢性的低レベル炎症(うつとの関連が示唆される)の改善
- ▸自己効力感の向上:「重量が上がる」「動作ができるようになる」という客観的成功体験
- ▸睡眠の質改善:適度な身体疲労が深い睡眠を促進、メンタル回復に寄与
多忙な経営者・エグゼクティブにとって、メンタルヘルスの維持は生産性とリーダーシップに直結する。週2回ほどの筋トレでも、うつ症状の改善が報告されている——時間対効果の面でも、続ける価値のある「投資」だ。
真実⑤年齢は言い訳にならない
——年代別の科学
40代以降、テストステロンは年間約1-2%ずつ低下し、筋量は30歳以降10年ごとに3-8%減少する(サルコペニアの始まり)。「もう遅い」と感じる方も多いだろう。だが、これは「もう遅い」ではなく「今すぐ始めるべき」科学的根拠だ。
Refalo 2025メタ分析は、「レジスタンストレーニング経験の有無が、筋肥大率を有意に修飾しない」ことを示した。これは:
・初心者でも経験者でも、相対的な筋肥大率は同等
・「もう遅い」「センスがない」は科学的に成り立たない
・年齢より「やるかやらないか」が、結果を左右する
40-60代から筋トレを始めても、20-30代のトレーニーと同等の相対的成長を期待できる。これは中年期の希望のメッセージだ。
年代別アプローチ
40代以降の筋トレは「医学的推奨」
WHO(世界保健機関)の2020年身体活動ガイドラインでは、全年代で週2日以上の筋力強化活動が推奨されている。特に40代以降では、筋トレが以下の医学的恩恵を提供する:
- ▸骨密度維持:骨粗鬆症予防(特に閉経後女性)
- ▸サルコペニア予防:転倒予防、ADL(日常生活動作)維持
- ▸糖尿病リスク低下:インスリン感受性向上、HbA1c改善
- ▸心血管疾患リスク低下:血圧、脂質プロファイル改善
- ▸メタボリックシンドローム対策:内臓脂肪減少、代謝改善
- ▸メンタルヘルス改善:Chang 2025メタ分析 SMD=-0.94
- ▸認知機能維持:海馬の神経新生、認知症リスク低下
「何から始めるか」を、エビデンスから設計する。
あなたの年代・身体機能・目標に合わせて、負荷とプログラムを身体機能チェックから組み立てます。トレーニング体験 通常¥15,000(税込・90分・毎月1日から数えて先着3名さまは¥7,500)
Disport式 科学的プログラム設計の3つの柱
最新エビデンスを現場で実装するため、Disport Worldでは以下の3つの柱でプログラムを設計している。これは岡本隼人のJSPO-AT・TPI認定(Fitness 2/Power 2)・NASM-PES・FMS/SFMAの知識と、INDIBA®ベーシックコースで学んだことを組み合わせたアプローチだ。
柱①:適切な負荷設定——「重すぎず、軽すぎず」
Refalo 2025メタ分析で含まれた研究の大多数では、65-85% 1RMのゾーンで効果的な筋肥大が得られている。Disport Worldでは、初回に体を測った結果をもとに、段階的に負荷を設定する。「スイートスポット」をリアルタイムで調整するのが、専門家による介入の核心だ。
柱②:休み方も、トレーニングの一部
どれだけ良いトレーニングをしても、休養が足りなければ効果は出にくい。私たちは、トレーニングに加えて次の4つを大切にしている:
① INDIBA®(EDNA PRO MAX)深部温熱ケア:0.448MHzの業務用高周波温熱機器で体を深部から温め、トレーニング後のコンディショニングをサポート
② 科学的ストレッチプロトコル:測った結果に合わせたストレッチで、可動域を広げる
③ 栄養指導:PFCバランス、タンパク質1kg体重あたり1.2-1.6g/日、運動後30分以内の摂取
④ 睡眠のアドバイス:7-9時間の質の高い睡眠、深部睡眠の重要性
40代以上のクライアントでは、トレーニング後のコンディショニングの時間も大切にしている。体感には個人差があり、痩身・美容・健康上の効果をお約束するものではありません。
柱③:メンタル × フィジカルの統合
Chang 2025メタ分析がSMD=-0.94の抗うつ効果を示したように、筋トレは身体だけでなく、心の健康にも関わる。
筋トレを始める前の
7つのセルフチェック
最新エビデンスを理解した上で、筋トレを始める準備が整っているか——以下の7項目でセルフチェックしてみよう。
✓ ①「ムキムキになる」恐怖は科学的に否定されたことを理解した(Refalo 2025メタ分析)
✓ ② 体重より「体組成(筋量 vs 体脂肪率)」を指標にする覚悟がある
✓ ③ 週2-3回 × 30-60分のスケジュールを確保できる
✓ ④ タンパク質を体重1kgあたり1.2-1.6g/日以上摂る意識がある
✓ ⑤ 7-9時間の質の高い睡眠を優先できる
✓ ⑥ 3ヶ月以上のスパンで成果を見る忍耐力がある
✓ ⑦ 関節痛・既往歴がある場合は医師に相談済み(または相談する意思がある)
5項目以上にチェックがつけば、Disport Worldでの体験セッションを推奨する。
なぜDisport Worldで
筋トレを始めるべきか
「筋トレを始めたいが、自分一人では何をすれば良いか分からない」——そんな方に、Disport Worldを推奨する4つの理由がある。
理由① 資格の組み合わせが支える独自のポジション
代表の岡本は、JSPO-AT・TPI認定(Fitness 2/Power 2)・NASM-PES・FMS/SFMAを持ち、INDIBA®ベーシックコースも修了している。主なものは、筋トレの中で次のように活きている:
- ▸JSPO-AT:日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー。怪我リスクの確認・予防、特に40代以降の安全管理に活きる
- ▸TPI Certified:身体機能の16項目スクリーン、可動域チェック
- ▸NASM-PES:パフォーマンス強化、プログラム設計の国際資格
- ▸INDIBA®ベーシックコース修了:INDIBA®(EDNA PRO MAX)を使った温熱ケア
理由② 測る・鍛える・温熱ケアを同じ場所で
私たちのジムでは、身体機能チェックとトレーニングに加えて、食事の相談(料金に含む)と、ご希望の方にはINDIBA®の温熱ケアを、同じ場所で受けられる。
理由③長い目で、変化を追う
筋トレは長い目で見るものだ——3ヶ月、6ヶ月、1年という長期的視点で、「以前のあなた」と「今のあなた」を比べられて初めて、次の一手が決められる。私たちは、測った結果とそれまでの経過をもとに、一人ひとりのプログラムを組み立てていく。
理由④「鶯ビル B1 完全個室」のプライバシー
Disport Worldは六本木3-15-21 鶯ビル地下1階の完全個室パーソナルジム。経営者・著名人・40-50代女性等、人目を気にせず本気で取り組みたい方の集中環境として設計されている。「ジムは人が多くて落ち着かない」「自分のフォームを他人に見られたくない」という方に最適だ。
① JSPO-AT × TPI Certified Fitness 2 / Power 2 × NASM-PES × INDIBA®ベーシックコース修了
② 身体機能チェック・トレーニング・温熱ケアを同じ場所で
③ 3ヶ月・6ヶ月・1年と、長い目で変化を追う
④ 2002年から・のべ指導実績40,000人以上の指導経験
⑤ 体を測ってから一人ひとりに組み立てるプログラム
⑥ INDIBA®(EDNA PRO MAX)による温熱ケア(ご希望の方)
⑦ 六本木 鶯ビルB1 完全個室——プライバシー保護
⑧ Refalo 2025・Chang 2025等の最新エビデンスに基づくプログラム
⑨ 無理な勧誘なし——体験後の入会判断は不要
⑩ トレーニング体験 90分 通常¥15,000(毎月1日から数えて先着3名さまは¥7,500)
よくあるご質問
なりません。成人女性のテストステロン濃度は成人男性の約1/10〜1/20で、筋肥大の生理学的環境が大きく異なります。2025年のRefalo et al.(PeerJ, DOI: 10.7717/peerj.19042)によるベイズメタ分析(29研究)では、ベースラインからの相対的筋肥大率は男女でほぼ同等(変化率0.69%、95% HDI: -1.50%〜2.88%)だが、女性のベースライン筋量自体が小さいため、トレーニングしても「男性的なゴツい体型」になることは事実上不可能です。
はい、体組成で見ると「痩せている」状態です。筋肉の密度(約1.06 g/cm³)は脂肪(約0.9 g/cm³)より高いため、同じ体積でも筋肉の方が重くなります。体重が一時的に増えても、体脂肪率が低下していれば、見た目は引き締まり、サイズダウンします。重要なのは体重ではなく体組成(筋量と体脂肪率)です。
はい、明確な科学的証拠があります。Chang et al.(2025, Frontiers in Psychology, DOI: 10.3389/fpsyg.2025.1655855)の系統的レビュー&メタ分析(PROSPERO CRD42024583413、PRISMA 2020準拠)では、レジスタンストレーニングがうつ症状を有意に改善(プールSMD = -0.94、95% CI: -1.16 to -0.72, p < 0.001)することが示されました。一次性うつ病ではSMD = -1.12、併存性うつ病ではSMD = -0.66で、いずれも臨床的に意義のある効果量です。
はい、十分に効果があります。Refalo 2025メタ分析では「レジスタンストレーニング経験の有無が、筋肥大率を有意に修飾しない」ことが示されており、初心者も経験者も同様に身体は適応します。40代以降は加齢によるサルコペニア(筋量減少:10年ごとに3-8%)のリスクが高まるため、むしろ筋トレは「医学的推奨」レベルの介入となります。WHO(2020)も全年代で週2日以上の筋力強化活動を推奨しています。
一般的な健康・体型改善目的では週2-3回が推奨されます。Chang 2025メタ分析でも、「<3回/週」のSMD = -0.90、「≥3回/週」のSMD = -0.94で、両者に統計的に有意な差はありませんでした。これは「無理に高頻度にする必要はない」「週2回でも十分な効果」を意味します。WHOガイドラインも週2日以上を推奨しています。
トレーニング直後に一時的な上昇は起こりますが、慢性的・持続的な上昇は起こりません。研究によれば、運動後15-30分のテストステロン一過性上昇は確認されていますが、24時間以内にベースラインに戻ります。これは「筋トレでテストステロンが高まり、ムキムキになる」という仮説を否定する重要な発見です。慢性的なテストステロン値の変化は、遺伝的要因、年齢、生活習慣(睡眠、栄養、ストレス)により決まります。
はい、WHO(世界保健機関)2020年ガイドラインでは、全年代で週2日以上の筋力強化活動が推奨されています。利点として、骨密度維持(骨粗鬆症予防)、糖尿病・心血管疾患リスク低下、サルコペニア予防、メタボリックシンドローム対策、メンタルヘルス改善(Chang 2025 SMD=-0.94)等が示されています。特に40代以降は、加齢による筋量の減少に備える意味でも大切です。
目的によります。筋力向上や筋肥大を優先するなら筋トレを先に。持久力やカロリー消費を優先するなら有酸素を先に行うのが一般的に推奨されます。同セッション内で両方を行う場合、後に行う運動の質が低下する「干渉効果」が知られています。私たちは、一人ひとりの目標に合わせて、順番とスケジュールを組み立てます。
筋肥大・筋力向上を目的とする場合、体重1kgあたり1.2-1.6g/日が一般的推奨値です。例えば体重60kgの方なら72-96g/日。これは食事3食+間食でカバー可能な量です。タイミングも重要で、トレーニング後30-60分以内の摂取が筋合成を最大化します。私たちのパーソナルトレーニングでは、食事の相談も料金に含まれています(初回に食事の基本をお伝えし、その後はLINEなどでご相談いただけます)。
「今すぐ」が答えです。Refalo 2025メタ分析が示すように、トレーニング経験は結果を修飾しません——何歳から始めても、相対的な筋肥大率は同等です。特に40代以降は、加齢によるサルコペニア進行を遅らせるため、医学的観点からも筋トレ開始が強く推奨されます。「もう少し痩せてから」「忙しくなくなったら」と先延ばしすればするほど、ベースラインが下がり、開始時の困難が増します。今が一番若いタイミングです。
体験セッションのご案内
「最新エビデンスに基づく筋トレを始めたい」「自分の身体機能を客観的に知りたい」「40代以降から本格的に体組成を変えたい」——そんな方には、Disport Worldの90分体験セッションがおすすめだ。身体機能チェック+個別プログラム提案を含む充実した内容となっている。
① 問診(運動歴、目標、生活習慣、既往歴)
② 身体機能チェック(姿勢・関節の動く範囲・筋力の左右差・動きのくせ)
③ 姿勢・可動域のチェック(TPIの16項目評価は別メニューのTPIフィジカルアセスメント(90分¥19,800・税込・入会不要))
④ 体組成計(InBody)での測定も可能
⑤ トレーニング
⑥ 結果のご説明とプランのご提案
⑦ INDIBA®(EDNA PRO MAX)との組み合わせ(ご希望の方)
⑧ 自宅で実施できる優先エクササイズ指導
体験セッションの予約方法
LINE・Webフォーム・お電話でご予約いただけます。お電話は接客中で出られないことがあるため、LINEかWebフォームがおすすめです(出られなかったときは折り返します)。トレーニング体験 通常¥15,000(毎月1日から数えて先着3名さまは¥7,500)。体験は約90分で、担当は基本的に代表の岡本です(ほかのトレーナーが担当することもあります)。
「ムキムキ」の不安から、「変われる」確信へ。
最新エビデンスに基づく筋トレを、あなたの身体機能チェックから設計します。約90分の体験で体を測り、最初の一歩をはっきりさせます。担当は基本的に代表の岡本です(ほかのトレーナーが担当することもあります)。
- Refalo MC, Nuckols G, Galpin AJ, Gallagher IJ, Hamilton DL, Fyfe JJ (2025) Sex differences in absolute and relative changes in muscle size following resistance training in healthy adults: a systematic review with Bayesian meta-analysis. PeerJ 13:e19042. DOI: 10.7717/peerj.19042
- Chang Y, Wang H, Zhang X, Shan S, Liu H (2025) Resistance training for depression: a systematic review and meta-analysis of randomized controlled trials. Front Psychol 16:1655855. DOI: 10.3389/fpsyg.2025.1655855
- Travison TG, Vesper HW, Orwoll E, et al. (2017) Harmonized Reference Ranges for Circulating Testosterone Levels in Men. J Clin Endocrinol Metab 102(4):1161–1173. DOI: 10.1210/jc.2016-2935
- World Health Organization (2020) WHO Guidelines on Physical Activity and Sedentary Behaviour. Geneva: WHO. 出典を見る

