
2026年5月29日、「NPBジュニアトーナメント KONAMI CUP 2026」(第22回)の開催が正式発表。2026年12月26日〜29日、明治神宮野球場ほかで出場16チームが競う。小学5-6年生の野球エリートが集う最高峰の大会を完全ガイド。歴代優勝(中日Jr.4回最多)、セレクション基準(50m走7.3秒・球速105km/h・遠投70m)、肩肘検診、3年生4年生からできる準備、球団別選考傾向(全12球団)、U12侍ジャパンとの関係、中学進学後の硬式リーグ選び、長期身体作り戦略まで完全網羅。保護者と指導者のための日本語決定版。
「NPBジュニアトーナメント KONAMI CUP」は、日本野球機構(NPB)と所属する12球団が主催する、小学5〜6年生による全国大会だ。2005年に第1回大会が開催されて以来、毎年12月下旬に開催されている。各球団がセレクションで選抜した16名のジュニア選手たちが、プロのユニフォームを着て、ジュニア日本一を懸けて戦う。「小学生のドラフト会議」とも言える厳しい選抜過程と、明治神宮野球場・横浜スタジアムというプロが使用する球場での試合は、まさに小学生野球の最高峰だ。
学童野球の二大大会であるマクドナルドトーナメントとNPBジュニアトーナメントには、決定的な違いがある。マクドナルドトーナメントはチーム単位(所属する学童野球チームがそのまま出場)に対して、NPBジュニアトーナメントは各プロ球団が選抜した個人による選抜チームだ。所属する学童野球チームに関係なく、地域選抜方式で選ばれる。
| 項目 | マクドナルドトーナメント | NPBジュニアトーナメント |
|---|---|---|
| 主催 | 全日本軟式野球連盟(JSBB) | NPB+12球団 |
| 使用球 | 軟式球(J号) | 硬式球 |
| チーム構成 | 所属チームそのまま | 選抜方式(セレクション) |
| 参加方法 | 所属チームの予選勝ち抜き | 個人応募→セレクション |
| 開催時期 | 8月 | 12月下旬 |
| 会場 | 各地(2026年は愛媛) | 明治神宮・横浜スタジアム |
| 参加チーム | 53チーム | 16チーム(2025年〜) |
つまり、マクドナルドトーナメントは「チームの強さ」を競う大会、NPBジュニアトーナメントは「個人の才能」を競う大会と言える。両大会の経験を持つ選手も多くいる。
2026年5月29日、一般社団法人日本野球機構(NPB)とNPB12球団は、「NPBジュニアトーナメント KONAMI CUP 2026」の開催を正式に発表した。2005年の創設から数えて今年で第22回を迎える、小学生野球の最高峰の大会だ。株式会社コナミデジタルエンタテインメントによる特別協賛は、2020年から7年連続となる。
公式タイトル:NPBジュニアトーナメント KONAMI CUP 2026
開催回:第22回(2005年創設)
日程:2026年12月26日(土)〜12月29日(火)
会場:明治神宮野球場ほか(予定)
出場:計16チーム
主催:一般社団法人日本野球機構、NPB12球団
特別協賛:株式会社コナミデジタルエンタテインメント
運営協力:公益財団法人全日本軟式野球連盟
対象選手:小学5・6年生で編成(監督は各球団のOB選手等が務める)
出典:NPB公式「NPBジュニアトーナメント KONAMI CUP 2026」開催のお知らせ(2026年5月29日)
本大会は、「子どもたちが『プロ野球への夢』という目標をより身近に持てるように」との思いから2005年に創設された。各球団がジュニアチームを編成し、12月末の年末に、未来のプロ野球選手を目指す小学生たちが明治神宮野球場などでしのぎを削る。例年、年の瀬の風物詩として注目を集める大会だ。
2026年大会は、昨年に引き続き、NPB12球団の各ジュニアチームに加え、ファーム・リーグ参加球団および日本地域プロ野球リーグ機構の選抜チームを含めた計16チームで開催される。
【NPB12球団ジュニアチーム】
読売ジャイアンツ Jr./東京ヤクルトスワローズ Jr./横浜DeNAベイスターズ Jr./中日ドラゴンズ Jr./阪神タイガース Jr./広島東洋カープ Jr./北海道日本ハムファイターズ Jr./東北楽天ゴールデンイーグルス Jr./埼玉西武ライオンズ Jr./千葉ロッテマリーンズ Jr./オリックス・バファローズ Jr./福岡ソフトバンクホークス Jr.
【ファーム・リーグ参加球団】
オイシックス新潟アルビレックス・ベースボール・クラブ Jr./ハヤテベンチャーズ静岡 Jr.
【日本地域プロ野球リーグ機構 加盟リーグ選抜(2チーム)】
ルートインBCリーグ Jr./四国アイランドリーグplus Jr.
かつては12球団のみで争われていた本大会だが、近年は門戸が広がり、独立リーグ系のジュニアチームも正式参加するようになった。これにより、より多くの地域の小学生に「プロ野球への夢」への扉が開かれている。大会の最新情報・試合日程・結果は、NPB公式 KONAMI CUP 2026 特設ページで随時更新される。
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2025年大会は2025年12月26日〜29日に開催された。阪神タイガースJr.が3年ぶり2度目の優勝を果たし、福岡ソフトバンクホークスJr.を決勝で6-4で破った。
| 順位 | チーム | 主な記録 |
|---|---|---|
| 優勝 | 阪神タイガースJr. | 3年ぶり2度目の優勝(前回2022年) |
| 準優勝 | 福岡ソフトバンクホークスJr. | 決勝で阪神に4-6で敗北 |
| 準決勝進出 | 東京ヤクルトスワローズJr. | 準決勝で福岡ソフトバンクに敗北 |
| 準決勝進出 | 広島東洋カープJr. | 準決勝で阪神に敗北 |
最優秀選手(パワプロ賞):山本怜唯選手(阪神タイガースJr.)
優秀選手(パワプロ賞):石光奏都選手(福岡ソフトバンクホークスJr.)
NPB特別賞:割石有音選手(読売ジャイアンツJr.)
プロスピ賞:読売ジャイアンツJr.(チーム賞)
2024年に大会20周年記念招待枠として出場したルートインBCリーグ、くふうハヤテ、新潟アルビレックス、四国アイランドリーグの4チームが、2025年大会から正式参加となった。これによりNPBの12球団+4チーム=合計16チームに拡大した。大会名も「NPB12球団ジュニアトーナメント」から「NPBジュニアトーナメント」に変更されている。
| 回 | 年 | 優勝チーム | 注目選手・特記事項 |
|---|---|---|---|
| 21 | 2025 | 阪神タイガースJr. | 3年ぶり2度目。決勝6-4で福岡ソフトバンク |
| 20 | 2024 | 福岡ソフトバンクホークスJr. | 15年ぶり2度目。第20回記念大会、招待4チーム参加 |
| 19 | 2023 | 横浜DeNAベイスターズJr. | 7年ぶり2度目。最優秀選手 渡部大和選手 |
| 18 | 2022 | 阪神タイガースJr. | 阪神初優勝(後の2025年は2度目) |
| 17 | 2021 | 中日ドラゴンズJr. | 中日4度目の優勝(最多) |
| 16 | 2020 | 東京ヤクルトスワローズJr. | ヤクルト2度目。第16回より関東地区開催(明治神宮・横浜スタジアム) |
| 15 | 2019 | 東京ヤクルトスワローズJr. | ヤクルト14年ぶり2度目。札幌・福岡時代最終年(第11回・12回は宮崎開催) |
| 14 | 2018 | 東北楽天ゴールデンイーグルスJr. | 楽天2度目の優勝 |
| 13 | 2017 | 中日ドラゴンズJr. | 中日3度目 |
| 12 | 2016 | 横浜DeNAベイスターズJr. | DeNA初優勝 |
| 11 | 2015 | 中日ドラゴンズJr. | 中日2度目 |
| 10 | 2014 | 読売ジャイアンツJr. | 巨人3連覇達成 |
| 9 | 2013 | 読売ジャイアンツJr. | 巨人2連覇 |
| 8 | 2012 | 読売ジャイアンツJr. | 巨人初優勝 |
| 7 | 2011 | 北海道日本ハムファイターズJr. | 日本ハム優勝 |
| 6 | 2010 | 千葉ロッテマリーンズJr. | ロッテ優勝 |
| 5 | 2009 | 福岡ソフトバンクホークスJr. | ソフトバンク初優勝 |
| 4 | 2008 | 中日ドラゴンズJr. | 中日初優勝 |
| 3 | 2007 | オリックス・バファローズJr. | オリックス優勝 |
| 2 | 2006 | 東北楽天ゴールデンイーグルスJr. | 楽天初優勝 |
| 1 | 2005 | 東京ヤクルトスワローズJr. | 記念すべき第1回大会優勝 |
| 順位 | 球団 | 優勝回数 | 優勝年 |
|---|---|---|---|
| 1位 | 中日ドラゴンズJr. | 4回 | 2008, 2015, 2017, 2021 |
| 2位タイ | 読売ジャイアンツJr. | 3回(3連覇) | 2012, 2013, 2014 |
| 2位タイ | 東京ヤクルトスワローズJr. | 3回 | 2005, 2019, 2020(2連覇) |
| 4位タイ | 東北楽天ゴールデンイーグルスJr. | 2回 | 2006, 2018 |
| 4位タイ | 横浜DeNAベイスターズJr. | 2回 | 2016, 2023 |
| 4位タイ | 阪神タイガースJr. | 2回 | 2022, 2025 |
| 4位タイ | 福岡ソフトバンクホークスJr. | 2回 | 2009, 2024 |
| 8位タイ | オリックス・バファローズJr. | 1回 | 2007 |
| 8位タイ | 千葉ロッテマリーンズJr. | 1回 | 2010 |
| 8位タイ | 北海道日本ハムファイターズJr. | 1回 | 2011 |
| 未獲得 | 埼玉西武・広島東洋 | 0回 | — |
注目すべきは中日ドラゴンズJr.の4回優勝。これは大会21回の中で最多優勝回数だ。中日Jr.からは高橋宏斗投手(中日ドラゴンズ)、髙木翔斗選手(中日ドラゴンズ)などのプロ選手が輩出されている。読売ジャイアンツJr.は2012-2014年に3連覇を達成し、これは大会史上唯一の3連覇記録。また東京ヤクルトスワローズJr.も2019-2020年に連覇を果たし、3回優勝で巨人と並ぶ。一方、埼玉西武と広島東洋カープは2025年時点で未優勝であり、この2球団の初優勝が今後の注目ポイントになっている。
NPBジュニアトーナメントの最大の特徴は、各球団が独自に行う厳しいセレクションだ。各球団数百名の応募者から、わずか16名が選ばれる。合格率は3-5%。「小学生のドラフト」と呼ばれる所以だ。
6月〜7月実施。スマートフォン等で撮影したバッティング、ピッチング、フィールディング(捕手はセカンドスロー)の動画を球団公式サイトの応募フォームから提出。近年は動画選考が主流になっており、現地に行かなくても応募可能。これにより応募者数が急増している。
7月下旬〜8月実施。1次通過者のみが招集される。実技テストとして、50m走、遠投、球速計測、バッティング、守備、走塁などが行われる。多くの球団では2日間に分けて実施。1日目で合否が出ることが多い。
8月下旬〜9月上旬実施。最終候補20-30名で数回の練習会・紅白戦を実施し、最終的に16名を絞り込む。この段階で「肩肘検診」が行われる球団も多い(後述)。
16名の代表選手が決定。10月〜12月にかけてチーム練習を重ね、12月下旬の本大会に挑む。代表決定後の練習は土日中心。
年齢:原則小学校6年生(球団により6年生限定、または5・6年生)。各球団が定める生年月日範囲を満たすこと(例:2025年大会では2013年4月2日〜2014年4月1日生まれ)
居住地:球団指定の地域に在住・在学していること。例:阪神タイガースJr.は近畿圏在住、巨人Jr.は関東圏在住など
所属チームの許可:現在所属する野球チーム・団体および保護者の許可を得ていること
活動への優先参加:ジュニアチームの活動(練習・大会)に優先的に参加できること。10月〜12月の土日は基本的にジュニアの活動に充てる必要がある
NPBジュニアのセレクション基準は、各球団が独自に設定しており、球団によって大きく異なる。一方、別組織である「U12侍ジャパン代表」の応募条件(井端弘和監督が公開)は明確に数値化されている。両者は別物だが、参考になる数値として有名だ。
各球団の実際の応募基準(一例):
このように、球団によっては「平均よりやや上」程度でも応募資格を満たす。一方、最終的な合格には実技テストや人物評価が加わるため、応募基準クリア=合格ではない。以下に紹介するのは、より高い水準の「U12侍ジャパン代表応募条件」だ。
この4項目のうち、1つ以上をクリアすれば応募資格が得られるとされている。NPBジュニアの各球団のセレクションも、概ねこの数値を基準にしている。具体的に何が求められるか、項目別に解説する。
小学6年生の50m走平均は男子8.7-9.0秒(スポーツ庁全国体力テスト)。7.3秒は平均より1.5秒以上速い水準で、上位3-5%程度に入る走力だ。絶対的なスピードだけでなく、加速力も重要。最初の10mで一気にトップスピードに乗れる能力が問われる。なお、小学生男子の50m走能力ピークは中学・高校で迎えるが、ジュニア期の走力ベースが後の伸びを大きく左右する。
小学6年生男子の平均球速は85-90km/h程度、エースクラスで90-100km/h前後とされる。105km/hは上位2-3%の球速で、「投手として将来性あり」と評価される水準だ。投球フォームの完成度、肩関節・胸椎の可動域、体重移動の効率性が組み合わさって初めて到達する数字で、単なる腕の強さでは届かない。なお、小学6年生で110km/hを超えると「プロ野球選手の素質あり」と評価される水準と言われている。
遠投70mは小学6年生として非常に高い水準。プロ野球選手のスカウト基準でも、中学・高校選手で「将来性あり」と評価される距離だ。球速以上に「投球メカニクス全体の完成度」を見る指標として重視される。
上記3項目に届かなくても、「打撃」「守備」「捕手のセカンドスロー」などで突出した能力があれば応募資格が得られる。例えば、長打力、選球眼、内野守備の俊敏性、捕手の二塁送球タイムなど。各球団が独自に評価する。
NPBジュニアのセレクションは6月から9月までの4ヶ月間にわたって実施される。1次から最終までの3段階の流れと、各段階の倍率を視覚化した。
合格率は累積で概ね3-5%程度とされる(各球団の応募数により変動)。各段階で半分前後が振るい落とされる。最終的に代表16名となるまで、4ヶ月以上の長期戦になる。
セレクション通過に必要な3項目の数値が、小学6年生の平均と比べてどれだけ高いハードルなのかを視覚化した。
小学6年生の全国平均と比べて、セレクション基準は「ほぼ2倍」の高水準であることが分かる。これは「ちょっと運動神経が良い」レベルでは到底届かない、明確な野球エリートの基準だ。
セレクション通過には「肩肘検診」という独自の関門がある。阪神タイガースJr.など複数球団が、最終セレクション前後に肩肘の医学的検査を実施している。
阪神タイガースJr.公式サイトの選手募集要項より引用。セレクションの実技で合格しても、肩肘の故障があれば代表落ちする可能性があるということだ。
学童野球の世界で最も多い怪我が「投球障害」(リトルリーガー肘、リトルリーガー肩)だ。小学6年生は成長軟骨が最も活発な時期で、過度な投球で骨端線(成長軟骨)が損傷しやすい。代表選手として12月の大会まで活動するためには、現時点で肩肘に問題がないことが必須条件となる。
肩肘検診で問題が発見される選手の多くは、「痛みを自覚していない、または家族に伝えていない」ケースです。学童期の選手は「痛い」と言うと試合に出られなくなることを恐れて隠す傾向があります。保護者として、子どもが「最近肘の動きが悪い」「投球距離が落ちた」「投球後に違和感がある」などのサインを見せたら、早期に整形外科専門医(できればスポーツ整形)を受診してください。NPBジュニアのセレクションに挑むのであれば、3-4年生のうちから定期的な肩肘チェックの習慣をつけることを推奨します。
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ここからが本記事の核心だ。JSPO-AT × TPI Level 2 × NASM-PESの3資格を持つ立場から、NPBジュニアのセレクション通過に向けた身体作りを解説する。「球速を上げる」「走力を上げる」といった結果だけでなく、「結果を生む身体の条件」を明らかにする。
105km/hの球速を生むには、「下半身→体幹→上半身」の力の伝達効率が重要です。TPI 16項目スクリーニングのうち、特に投球フォームに影響するのは:胸椎の回旋可動域(90度以上)、股関節の内旋・外旋、骨盤と肩の分離能力、肩甲骨の可動域です。これらに制限があると、いくら筋力を鍛えても球速は頭打ちになります。TPI 16項目の全解説を参照してください。
遠投70mは「投球メカニクス全体の完成度」を示す。プロのスカウトは球速以上に遠投距離を重視することが多い。なぜなら:
角度を上げる必要がある:直線的に投げる球速と違い、遠投は45度近い角度で投げるため、全身の連動性が必要
下半身の関与が大きい:踏み込み足の地面反力と、後ろ足の蹴り出しの両方が必要
体幹の回旋出力:腰の回旋スピードがそのまま遠投距離に直結
肩甲骨周囲の筋出力:投球時の最大外旋を作る能力
小学6年生の50m走を1秒縮めるには、「最大速度」より「加速能力」を伸ばす方が効率的です。50m全体のうち、加速区間(0-20m)でタイム差が大きく出ます。具体的には:ヒップヒンジ動作のパワー、地面反力の利用効率、ストライド長と回転数のバランス、姿勢制御能力がカギ。重い筋力トレーニングは不要で、自重でのジャンプ動作、メディシンボール投げ、ヒップヒンジ動作の習得が重要です。プランクだけでは体幹は鍛えられないで解説した「回旋パワー」の原理は、走力にも完全に応用できます。
NPBジュニアのセレクションは6年生で行われるが、「6年生から準備しても遅い」のが現実だ。3年生・4年生の段階から、戦略的に身体を作っていく必要がある。
多様な動作の習得:野球だけでなく、サッカー、水泳、体操、陸上などのスポーツも経験。多様な動作パターンを身に着けた選手の方が、後の専門化で大きく伸びる(USA Baseball等の研究で実証)
基本動作の正確性:スクワット、ランジ、ヒンジ、プッシュ、プル、ローテーションといった基本動作を、自重で正確にこなせるようにする
過度な投球を避ける:1日50球以内、年間1,000球以内(USA Baseball推奨)。長時間の連投は厳禁
身体スクリーニング:TPIなどの身体評価で、可動域や動作パターンの弱点を数値化。この時期に弱点を把握しておけば、5-6年生で集中的に改善できる
投球フォームの基礎固め:年齢に応じた正しい投球フォームを習得。「速く投げる」より「正しく投げる」を優先
肩肘の定期チェック:年1-2回、整形外科でX線・エコー検査を受ける習慣をつける
セレクション数値の意識:50m走、球速、遠投を定期的に計測。現在地と目標との差を把握する
パワー要素の導入:自重でのジャンプ動作、メディシンボール投げ、軽い負荷のスプリントなどでパワーを構築
所属球団の確認:居住地から応募できる球団(基本は近隣のホーム球団)を確認し、6年生時のセレクションスケジュールを把握
6月:1次セレクション動画の撮影。ベストパフォーマンスを撮影できる体調管理
7-8月:2次セレクション対策。本番形式での実技練習と、緊張下でのパフォーマンス維持訓練
9月:最終セレクション。肩肘検診に向けた身体ケア、栄養管理、睡眠管理
本記事で解説した内容を、保護者の方が実際に活用できる準備チェックリストにまとめました。LINEで「ジュニアチェックリスト」と送信いただくと、PDF版を無料でお届けします。
お子さんの現在の状態を客観的に把握するためのセルフチェックリスト。半年〜1年後のセレクションに向けて、どこを強化すべきかが見える化される。
15項目以上に「はい」と答えられれば、NPBジュニアセレクション挑戦の準備が整っていると言えます。10-14項目の場合は、不足している項目の強化に注力する必要があります。9項目以下の場合は、まず基本的な身体作りと生活習慣の改善から始めることをお勧めします。
NPBジュニア出身の選手から、多くのプロ野球選手・MLB選手が輩出されている。これまでにNPBジュニア出身選手から80名以上のプロ野球選手が誕生し、その中にはドラフト1位指名選手も多数含まれる。
中日ドラゴンズJr.出身。現在中日のエース格として活躍。ジュニア時代から注目されていた選手。
中日ドラゴンズJr.出身。捕手として中日でプレー。
中日ドラゴンズJr.出身。NPBドラフトで指名され、プロ野球界入りを果たした選手の一人。
中日ドラゴンズJr.出身。プロ野球選手として活動する外野手。
中日ドラゴンズJr.出身。プロ野球選手として活動する左腕投手。
特に中日ドラゴンズJr.からのプロ輩出が目立つ。これはセレクション選手の質と、その後の育成体制の両方が機能していることを示している。NPBジュニア出身選手のNPBドラフト指名選手一覧はNPB公式サイトで公開されている。
多くの球団は6月から1次セレクション(動画選考)の応募を開始します。締切は7月中旬〜下旬。各球団の公式サイトで募集要項を確認してください。締切1週間前は応募が集中するため、早めの提出が推奨されています。
多くの球団は小学6年生限定です。一部の球団(巨人など)は5年生でも応募可能な場合があります。ただし5年生で選ばれるケースは少なく、ほとんどは6年生が選出されます。
居住地によって応募可能な球団が決まります。例えば、関西在住なら阪神・オリックス、関東在住なら巨人・ヤクルト・DeNA・西武・ロッテ、東海なら中日というように。複数球団に応募できる場合もありますが、最終的にはいずれか1球団のみに所属することになります。
はい。NPBジュニアは10月〜12月の活動が中心で、所属する学童野球チームに加えて参加する形になります。ただし、ジュニアの活動への優先参加が条件です。所属チームの監督・保護者の許可を得ることが応募の条件になっています。
中学進学後は硬式野球の道に進むケースが多くなります。ボーイズリーグ、リトルシニア、ヤングリーグなどの硬式チームに進む選手が大半。中日ドラゴンズJr.の進路データを見ると、東海中央ボーイズ、愛知尾州ボーイズなど地元の名門硬式チームへの進路が多くなっています。
セレクションに落ちることは、当然ながら子どもにとって大きなショックです。ただし、ここで折れずに中学・高校で活躍する選手も多くいます。「ジュニア時代に注目されなかった選手がプロに到達する」ケースも珍しくありません。NPBジュニアは「通過点」であり、「ゴール」ではないという認識が重要です。
球団の指定地域内であれば応募できます。例えば、阪神タイガースJr.は近畿圏(兵庫・大阪・京都・滋賀・奈良・和歌山)在住者が対象。指定地域外の場合は応募できません。応募時に居住証明を提出する場合もあります。
同じ年度内では1球団のみ。年度を超えての再応募は可能ですが、対象は6年生限定が多いため実質1回限りのチャンスです。
緊張しすぎず、普段通りのプレーを心がけることが重要です。多くの選手が初めての大きな選考会で実力を発揮できないため、「普段の自分を出せた選手」が選ばれる傾向があります。前日は早めに就寝し、当日は早めに会場入りして雰囲気に慣れることが大切です。
軽微な怪我なら参加可能ですが、肩肘の怪我は要注意です。肩肘検診で問題が発見されると最終セレクションに参加できない場合があります(阪神タイガースJr.公式表記)。セレクション挑戦前に整形外科でチェックを受けることを強く推奨します。
NPBジュニアトーナメントは明治神宮野球場と横浜スタジアムで12月下旬に開催される。観戦方法は以下:
現地観戦:明治神宮野球場・横浜スタジアムでの観戦は基本無料。ただし入場制限がある場合もあるため、事前にNPB公式サイトで確認
テレビ・配信中継:J SPORTSで全試合中継。各試合のスケジュールはJ SPORTSの公式サイトで確認可能
NPB公式サイト:試合結果、スコア速報、各チーム情報はNPB公式 KONAMI CUP 2026 特設ページ(npb.jp/junior/2026/)で随時更新
関連イベント:開催期間中は「グラウンド開放」「グラブ診療所」など体験型イベントも実施。応援隊長として芸能人も来場
NPBジュニアトーナメントのセレクションは、各球団が独立して実施しており、選考方法・基準・倍率が大きく異なる。受験する球団を理解せずに応募すると、せっかくの実力を発揮できないこともある。公開情報から各球団の選考傾向をまとめる。
2012-2014年の3連覇を達成した名門。選考の特徴は「ジャビットカップ参加連盟(東京都内・川崎市の50団体超)からの推薦」と「ジャイアンツアカデミー生からの推薦」が中心で、一般公募の枠は限定的。各連盟からの推薦+アカデミー推薦で枠が埋まる場合は一般公募なし。関東圏在住者対象。
2005年第1回大会の初代王者、2019年・2020年の2連覇で通算3回優勝。動画選考(1次)→会場選考(2次)の標準パターン。応募フォームからのエントリーで、バッティング・ピッチング・フィールディング動画を提出。関東圏在住者対象。
2016年・2023年に優勝、通算2回優勝。2023年は7年ぶり2度目の優勝で、最優秀選手は渡部大和選手だった。神奈川県を中心とした関東地域が対象。NPBジュニア史上最も成功したと言える松井裕樹投手(現MLB・サンディエゴ・パドレス)を輩出。決勝の舞台が横浜スタジアムということもあり、地元出場の盛り上がりも特徴。
大会史上最多4回優勝(2008, 2015, 2017, 2021)。1次選考、2次選考、最終選考の3段階を経て16名を選出。中日Jr.のプロ輩出は特筆すべきで、根尾昂選手、石川昂弥選手、高橋宏斗投手と3年連続でドラフト1位指名選手を輩出するという快挙を達成(2018-2020年)。さらに髙木翔斗選手など多数のプロ野球選手を生み出している。卒団後は東海地区の名門中学硬式チームに多数の選手が進む。
2022年・2025年優勝、通算2回。近畿圏(兵庫・大阪・京都・滋賀・奈良・和歌山)在住の小学6年生のみ。佐藤輝明選手(阪神の主砲)、安田尚憲選手(千葉ロッテ)など多数のプロ野球選手を輩出している。1次セレクション(動画選考、6-7月)→2次セレクション(会場選考、8月)→最終セレクション(数回の練習会、8-9月)の3段階。最終セレクション前に肩肘検診を実施し、異常があると参加不可。この方式は健康管理を最も厳格に行う球団として知られる。
2025年時点で埼玉西武とともに大会未優勝の2球団のうちの1つ。広島・山口を中心とした中四国地域が対象。2025年大会では準決勝に進出するなど近年は実力を上げており、初優勝への期待が高まっている。
2011年に優勝、通算1回。北海道全域が対象地域。北海道という広大な地域から選抜するため、地域内格差を考慮した選考が特徴。日本ハム球団自体が育成型球団として知られており、ジュニアでも将来性を重視した選考が行われる。
2006年・2018年に優勝、通算2回。東北6県が対象地域。広域選抜のため、各県の予選的セレクションを経て候補を絞り込むケースが多い。仙台市が拠点だが、青森・岩手・秋田・宮城・山形・福島から選手が集まる。
2025年時点で広島とともに大会未優勝の2球団のうちの1つ。埼玉県内および周辺地域が対象。所沢ベルーナドームでの試合ライブ配信もあり、地元密着型の選考と育成を行っている。
2010年に優勝、通算1回。千葉県を中心に東関東が対象地域。近藤健介選手(現ソフトバンク、東京五輪金メダリスト)がマリーンズJr.出身として有名で、第1回大会では準優勝に貢献した。これまで複数のドラフト1位指名選手を含む多数のプロ野球選手を輩出している。ZOZOマリンスタジアムでの大会開催の関係で、関連イベントも充実している。
2007年に優勝、通算1回。近畿圏が対象だが阪神Jr.と分け合う形になる。森友哉選手(現オリックス、元西武)はバファローズJr.出身で、2019年に首位打者・MVPを獲得しパ・リーグ捕手として54年ぶり史上4人目の首位打者という偉業を達成。藤原恭大選手(千葉ロッテ)もバファローズJr.出身。京セラドーム大阪・ほっともっとフィールド神戸を拠点に活動。
2009年・2024年に優勝、通算2回。2024年は15年ぶり2度目の優勝で第20回記念大会を制覇。九州地域が対象(福岡・佐賀・長崎・熊本・大分・宮崎・鹿児島・沖縄)。最優秀選手は平井秀虎選手だった。みずほPayPayドーム福岡を拠点とする。
2024年大会で20周年記念招待枠として出場した4チームが、2025年大会から正式参加となった。これにより従来の12球団から合計16チームに拡大した。
2024年からNPB2軍リーグ(イースタン・リーグ)に参入したオイシックス新潟アルビレックス・ベースボール・クラブの下部組織。新潟県および隣接地域から選抜。
2024年からNPB2軍リーグに参入したくふうハヤテベンチャーズ静岡の下部組織。静岡県を中心に選抜。
ルートインBCリーグ加盟8球団の選抜地域(福島・茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉・神奈川・山梨・長野)から選抜。2024年招待枠での初戦は中日Jr.に0-7で敗北。
四国アイランドリーグplus加盟4球団の地域(徳島・香川・愛媛・高知)から選抜。四国の野球少年にとって新しい目標として注目されている。
NPBジュニア出身者から多くのプロ野球選手が誕生している。NPB公式サイトに「NPBジュニアトーナメント出身のドラフト指名選手一覧」が公開されている。代表的な選手は以下:
千葉ロッテマリーンズJr.出身。「NPBで最も4割に近い男」と評される稀代の安打製造機。2021年東京オリンピック金メダリスト。ベストナイン複数回獲得、打率と本塁打を両立する強打者として複数球団から注目される。
横浜ベイスターズJr.出身。楽天時代に絶対的クローザーとして最多セーブを獲得(NPB通算200セーブ超)。現在はMLBで活躍する左腕投手。NPBジュニア出身選手として最も成功した投手の一人。
オリックス・バファローズJr.出身。2019年に首位打者・MVP獲得。パ・リーグ捕手として54年ぶり史上4人目の首位打者という偉業を達成。ベストナイン4回受賞の強打者。
広島カープJr.出身。巨人で活躍後、東京ヤクルトに移籍。中継ぎ・抑えの主力としてプレーする左腕投手。
阪神タイガースJr.出身。新人左打者最多本塁打記録(24本)の保持者で、新人から3年連続20本塁打を達成。阪神の主砲として活躍。NPBジュニア時代と同じ阪神に同じ背番号「8」で入団した。
中日ドラゴンズJr.出身。2024年に最優秀防御率(防御率1.38)のタイトルを獲得。球団記録70年ぶり更新の快挙で、中日のエース格として活躍する右腕投手。
中日ドラゴンズJr.出身。投手と野手を両立する稀有なユーティリティプレーヤー。2018年ドラフトで4球団競合の末、中日が交渉権を獲得した注目選手。
オリックスバファローズJr.出身。2018年ドラフト1位指名された俊足の強打者として千葉ロッテで活躍。
中日ドラゴンズJr.出身。2019年ドラフト1位指名された右の長距離砲。中日の中軸打者として期待される。
阪神タイガースJr.出身。2017年ドラフト1位指名された中距離強打の野手。千葉ロッテの主力として活躍。
これまでNPBジュニア出身選手から80名以上のプロ野球選手が誕生し、NPBドラフト1位指名選手も多数輩出されている。タイトルホルダー(森友哉:首位打者・MVP、高橋宏斗:最優秀防御率)、五輪金メダリスト(近藤健介)、MLB活躍選手(松井裕樹)、阪神の主砲(佐藤輝明)など、多彩なジャンルで活躍する選手を生み出している。これは小学生時代から「将来のプロ野球選手」として注目されていた選手たちが、実際にプロのトップレベルまで到達していることを示しており、NPBジュニア出身選手は「将来のプロを目指す家庭にとっての強力な指標」となっている。
NPBジュニアトーナメントは、学童野球の中でも独自のルールを採用している。これらを理解しておくことで、選手・保護者は本番をより楽しめる。
第15回大会から採用された決勝トーナメント進出チーム選出方式。予選2勝0敗のチーム(基本3チーム)に加えて、予選1勝1敗の6チームから「最も得失点の数値が高いチーム」がワイルドカードとして決勝トーナメントに進出する。これにより「1敗しても得失点率次第で決勝進出できる」というドラマが生まれる。
第15回大会から指名打者制度が採用された。これにより投手は打席に立たず、専門の打者がDHとして起用される。小学生の体力的負担軽減と、攻撃と投球の両面で実力を発揮しやすい工夫だ。
各監督は現役時代と同じ背番号を使用するが、選手と重複する場合(1番から18番まで)でもその使用が認められている。これは「OB選手が現役時代の背番号で監督を務める」というNPBジュニアの特徴的な演出だ。
優勝チーム:優勝カップと金メダル
準優勝チーム:準優勝カップと銀メダル
3位チーム(2チーム):決定戦をしないため2チームに銅メダル
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NPBジュニアトーナメントと並んで、小学生野球エリートの目標として注目されるのが「U12侍ジャパン代表」だ。両者は別組織だが、相互に関係している。
日本野球機構(NPB)が管理する「侍ジャパン」の小学生年代版。WBSC U12ベースボールワールドカップ(毎年または隔年で開催)に日本代表として出場するチーム。井端弘和氏が監督を務めている(2024年時点)。
| 項目 | 基準 | 意味 |
|---|---|---|
| ①50m走 | 7.3秒以下 | 絶対的なスピード |
| ②球速 | 105km/h以上 | 投球のパワー |
| ③遠投 | 70m以上 | 投球メカニクスの完成度 |
| ④特筆技能 | 投手、打撃、守備で特筆すべき技能 | 突出した個別能力 |
4項目のうち1つ以上をクリアすれば応募資格が得られる。これはNPBジュニア各球団の応募基準(前述)よりも厳しい水準で、よりトップレベルの選手を対象としている。「U12侍ジャパン基準をクリアできれば、ほぼすべてのNPBジュニア球団で書類選考は通過する」と考えてよい。一方、各球団のNPBジュニア応募基準は球団により大きく異なり、西武・楽天など一部の球団では「50m走8.5秒以下/遠投50m以上」など比較的緩い基準も設定されている。
NPBジュニアトーナメントで活躍した選手の一部は、その後U12侍ジャパンの選考にも招集される。NPBジュニアは「目標」であり、U12侍ジャパンはさらにその先の「世界への挑戦」という位置づけだ。両方を目指す選手は、6年生時に12月のNPBジュニア→翌年のU12侍ジャパンと、連続して挑戦することになる。
NPBジュニアのセレクションは、多くの選手にとって「人生で初めての大規模な選考会」だ。普段の試合とは比較にならない緊張感の中、自分の実力を出し切る必要がある。心理面の準備が結果を分ける。
過度な練習を避ける:前日に追い込んで疲労を残すのは最悪。軽いキャッチボール程度で身体を慣らす程度に留める。
当日の装備を準備:グローブ、バット、スパイク、ユニフォーム、水分、軽食、参加証など。前日のうちに全て揃え、忘れ物のチェックを2回行う。
早めの就寝:21-22時には就寝し、最低9時間の睡眠を確保。緊張で眠れない場合もあるが、横になって目を閉じるだけでも回復効果がある。
「普段通り」を意識:「うまくやろう」ではなく「普段通り」を意識する。実力以上を出そうとすると逆に縮こまる。
朝食はいつも通り:糖質中心、消化に優しいもの。新しい食材は試さない。スタート3時間前までに済ませる。
早めの会場入り:開始の1.5-2時間前には到着。会場の雰囲気に慣れ、トイレ・水分補給・ウォームアップの時間を確保。
軽いウォームアップ:軽いジョグ→動的ストレッチ→キャッチボール→ティーバッティングなど、普段の試合前と同じルーティンを実施。
失敗を引きずらない:1回目で失敗しても、すぐに切り替える。多くの場合、複数回チャンスが与えられる。1回失敗したからといって不合格ではない。
他選手と比較しない:周りの選手は自分よりも速く投げる、長く打つかもしれない。それでも、自分の最善を出すことだけに集中する。比較は実力を縮める。
「見られている」意識:選考員は技術だけでなく「人としての姿勢」も見ている。試合中の振る舞い、声出し、礼儀、他選手への姿勢など。実力が拮抗した場合、これらが決め手になる。
笑顔と挨拶:緊張で表情が硬くなると、選考員に「メンタルが弱い」と思われる。意識的に笑顔を心がけ、しっかりとした挨拶をする。
セレクション当日のメンタル管理は「身体管理」と表裏一体です。緊張で交感神経が過剰に働くと、筋肉の硬直、呼吸の浅さ、視野狭窄が起こります。これを防ぐには、「深呼吸」「ストレッチ」「ルーティン化された動作」が効果的。試合前の固定ルーティン(特定のストレッチ、決まった動作、決まった声出し)を持つことで、緊張時でも普段通りのパフォーマンスを発揮できます。
NPBジュニアトーナメントを経験した選手の多くは、中学進学後に硬式野球に進む。中学硬式野球には主要4リーグがあり、それぞれ歴史と特徴が異なる。お子さんの将来を左右する選択になるため、慎重に検討する必要がある。
| リーグ | 正式名称 | 創設 | チーム数 | 中心地域 |
|---|---|---|---|---|
| リトルシニア | 全日本リトルシニア中学硬式野球協会 | 1972年 | 550+ | 関東中心 |
| ボーイズリーグ | 日本少年野球連盟 | 1970年 | 710(小中合計) | 関西中心 |
| ヤングリーグ | 全日本少年硬式野球連盟 | 1975年 | 中規模 | 近畿中心 |
| ポニーリーグ | 日本ポニーベースボール協会 | 1971年 | 増加中 | 全国(独自ルール) |
2000年にリトルリーグ・シニアリーグが統合して結成された「全日本リトルシニア」。関東中心で550チーム以上が所属。春は大阪シティ信用金庫スタジアム、夏は東京・神宮野球場で全国大会が開催される。プロ志向の選手が多く、メジャーリーグ選手の出身リーグとしても有名。
1970年連盟結成。関西中心、600チーム以上が所属する最大規模のリーグ。春は東京・大田スタジアム、夏は大阪・シティ信用金庫スタジアムで全国大会。中日Jr.出身選手は東海中央ボーイズ、愛知尾州ボーイズ、愛知名港ボーイズ等への進路が多い。大谷翔平はリトルリーグ→花巻東高校とリトルシニア系ではない経路だが、多くのプロ選手がボーイズリーグ出身。
1975年発足。全国に6つの連盟、280チームが所属。リトルシニアやボーイズと比べると小規模だが、地域密着型でアットホームな雰囲気が特徴。学業との両立を重視するチームが多いとされる。
1971年に米国で創設された世界的硬式野球リーグの日本版。「投げ過ぎ防止」のためにスローピッチルール等の独自ルールを採用するなど、ジュニア選手の身体保護を重視。近年注目度が上昇している。
通える範囲のチームを優先:「強いから」だけで遠方を選ぶと、毎週末の送迎が家族の大きな負担になる。中学3年間続けられる距離を最優先で考える。
体験参加を複数チームで実施:見学・体験を複数チームで行い、雰囲気・指導方針・保護者の関わり方を比較する。1チームだけで決めると後悔の元。
進路サポートの強さ:チームから高校への推薦・連携の強さを確認。「希望進路を伝え、それに向けて相談に乗ってくれる」チームを選ぶことが重要。
中学硬式は軟式と比べて費用負担が大きい。月会費、指定の用具、遠征費、合宿費などを含めると、年間50-100万円程度の出費を覚悟する必要がある。経済的な負担を事前に家族で話し合っておくことが重要だ。
NPBジュニアセレクション通過、U12侍ジャパン、中学硬式、高校野球、そしてプロ——この長い道のりを「怪我なく」「成長を止めず」「楽しさを失わずに」歩み続けるためには、長期視点での身体作りが必要だ。
プロまで到達する選手の最大の共通点は、「学童期に大きな怪我をしていない」ことです。学童期にリトルリーガー肘・肩、離断性骨軟骨炎などを発症すると、その後の野球人生に大きな制限がかかります。学童期に成長軟骨を損傷するような怪我を負うと、その後の身体的成長や競技継続に大きな制限がかかることが、スポーツ医学の研究で広く報告されています。今、目の前の試合で勝つことよりも、10年後・20年後に野球を続けられている身体を作ることの方が圧倒的に重要です。
長期視点での身体作りで最も重要なのは「年齢に応じた段階的負荷」です。学童期はStabilization Phase(安定性段階)、中学期はStrength Phase(筋力段階)、高校期からPower Phase(パワー段階)と、年齢に応じて鍛える要素が変わります。学童期に重い負荷や爆発的なパワートレーニングを行うと、成長軟骨を損傷し、その後の段階での発展を阻害します。「今できることを今やる」のではなく、「今やるべきことを今やる」のが正しいアプローチです。
| 学年 | 優先順位 | 避けるべきこと |
|---|---|---|
| 小学1-3年 | 多様な動作経験、野球を楽しむ | 専門化、過度な投球数 |
| 小学4-5年 | 基本動作の習得、可動域確保 | 重い筋力トレーニング、長時間連投 |
| 小学6年 | 身体スクリーニング、パワー要素導入 | 過度な大会出場、肩肘の酷使 |
| 中学1-3年 | 筋力構築、技術の高度化 | 急激な重量増加、フォーム変更 |
| 高校1-3年 | パワー発揮、競技特化 | オーバートレーニング、栄養不足 |
最後に、保護者から多く寄せられる質問——「マクドナルドトーナメントとNPBジュニア、両方を狙えるか?」について。結論から言えば、両方狙うことは可能だが、時期的に重なる部分があることを理解しておく必要がある。
| 時期 | マクドナルドトーナメント | NPBジュニアトーナメント |
|---|---|---|
| 4-5月 | 市区町村大会 | — |
| 5-6月 | 都道府県大会 | — |
| 6-7月 | — | 1次セレクション応募 |
| 7-8月 | — | 2次セレクション |
| 8月(前半) | 全国大会 | — |
| 8月(後半)-9月 | — | 最終セレクション |
| 10-12月 | — | ジュニア練習 |
| 12月下旬 | — | 本大会 |
理想的には「8月前半にマクドナルドトーナメント全国大会出場 → 8月後半からNPBジュニアの最終セレクション」という流れだ。実際、両大会経験のある選手も多く存在する。ただし、両大会に挑戦する場合は身体的・精神的な負担が大きいため、保護者の万全なサポート体制が必要だ。
学童野球の全国大会であるマクドナルドトーナメント完全ガイドもご覧ください。両大会の特徴と両立戦略を理解することで、お子さんの野球キャリアの選択肢が広がります。身体作りについてはTPI 16項目スクリーニングとプランクだけでは体幹は鍛えられないもご参照ください。
「我が子をNPBジュニアに挑戦させるべきか」を判断するには、単に「実力があるか」だけでなく、家族にとっての投資・体験・将来性を多角的に検討する必要がある。世界的なコンサルティング・デザインファームの7つの視点から、NPBジュニア挑戦を分析する。
「プロ野球選手にしたい」というゴールから逆算すると、学童期にNPBジュニアレベルの環境に触れさせることは合理的な投資。ただし、最終ゴールではなく「通過点」として位置づけることが重要。
NPBジュニアのセレクションは、子どもにとって人生初の大規模選考会。たとえ落選しても、その経験は「目標に向かって全力を尽くす」という人生の財産になる。落選を前提にしても挑戦する価値がある。
「選ばれた・選ばれない」だけで子どもを評価する声かけは、自己肯定感を破壊する。「全力を尽くしたか」「学びはあったか」を中心に対話することで、結果に関わらず成長を促せる。
近年は動画選考の導入で応募ハードルが下がった。ただし「動画の質」「撮影アングル」「プレーの見せ方」が選考に大きく影響する。応募時の動画制作も戦略的に行う必要がある。
「セレクションに勝つ身体」を作るには、所属チームの練習だけでは不十分なケースが多い。専門資格を持つトレーナーによる「身体作り」の補完が、結果を分ける。チーム指導と専門指導の併用が現実的な解。
NPBジュニア挑戦の総コスト(応募・移動・装備・特別指導)は数万円〜数十万円。一方、「子どもの長期的成長」「家族の体験価値」「プロへの可能性」を考えると、合理的な投資範囲と言える。
動画選考、AI分析、データ駆動のトレーニングなど、ジュニア野球の世界は急速に変化している。最新の科学的トレーニング手法を取り入れているチーム・専門家を選ぶことで、子どもの可能性を最大化できる。
NPBジュニアトーナメントについて検索すると、多数のサイトがヒットする。それぞれに強みと弱みがある。本記事がどの角度で「決定版」となっているかを明確にするため、主要競合と徹底比較する。
| 項目 | NPB公式 | Wikipedia | 個人ブログ系 | 野球メディア | 本記事 |
|---|---|---|---|---|---|
| 全21回優勝データ | ◎ | ◎ | △ | ○ | ◎ |
| 2025年最新情報 | ◎ | ○ | △ | ○ | ◎ |
| 球団別選考傾向 | △ | — | ○ | ○ | ◎ |
| セレクション基準の解説 | — | — | ○ | ○ | ◎ |
| 身体作りの専門家視点 | — | — | — | △ | ◎ |
| 怪我予防の医学的解説 | — | — | — | — | ◎ |
| 長期視点のロードマップ | — | — | — | — | ◎ |
| U12侍ジャパンとの関係 | — | — | △ | ○ | ◎ |
| 中学進学先の解説 | — | — | △ | ○ | ◎ |
| 保護者の生々しいFAQ | — | — | ○ | △ | ◎ |
| 視覚的データ図解 | ○ | — | △ | △ | ◎ |
| 競合との比較表 | — | — | — | — | ◎ |
| ドメイン強度(DR) | 90+ | 90+ | 20-40 | 40-60 | 30-50 |
| 更新頻度 | 高 | 中 | 低 | 中 | 年次 |
| E-E-A-T(専門性) | ○ | ○ | △ | ○ | ◎(3資格) |
本記事の独自性は「身体作り×3資格×長期戦略」の組み合わせ。NPB公式は大会情報、Wikipediaは歴史データ、個人ブログは保護者目線、野球メディアはニュース性に強みを持つが、「セレクションに通過するための身体の作り方」を専門家視点で解説しているのは本記事のみだ。
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