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夕暮れのコースでスイングするゴルファー
Golf Performance

ゴルフで股関節が痛い
——左右で原因が違う(回旋の不足と乗り方から直す)

「ラウンド後に左の股関節が痛い」「バックスイングで右の脚の付け根が詰まる」「お尻の奥がずっと重い」——ゴルファーの股関節の痛みは、左右どちらが痛むかで原因の見当がまったく違います。結論から言うと、スイングは右打ちの場合、バックスイングで右股関節の内旋に乗り、ダウンからフォローで左股関節の内旋に乗る運動です。内旋の可動域が足りないのに「乗ろう」とすると、関節の前側が詰まり、外側やお尻に負担が集まります。痛みの原因を特定するのは医療機関の領域ですが、「どちらの股関節に、どの動きで負担が集まっているか」はスイングと身体評価で切り分けられます。日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー(JSPO-AT)であり、TPI認定(Fitness 2/Power 2)を持つ岡本隼人が、左右別の原因と直し方を解説します。

2026.09.08 読了 約13分
この記事の要点

・スイングは「右股関節の内旋に乗る(バックスイング)→左股関節の内旋に乗る(ダウン〜フォロー)」の連続。痛む側で、疑うべき局面が変わります
・左(フォロー側)の痛みは内旋不足+スライドや急な回転、右(バックスイング側)の痛みは内旋不足+スウェーやハンギングバックと結びつきやすい
・痛む場所(前側の詰まり/外側/お尻の奥)でも、負担のかかり方の傾向を推定できます
・安静時痛・夜間痛・急な可動域低下・引っかかり・外傷後の痛みは、エクササイズより先に受診してください
・自宅でできる左右差チェック3種と、3段階のエクササイズ、8週間の進め方を掲載しています

スイングで股関節に何が起きているのか

結論:ゴルフスイングにおける股関節の仕事は「回ること」と「乗ること」の2つで、しかも左右で役割が違います。バックスイングでは右股関節が内旋しながら体重を受け、ダウンからフォローでは左股関節が内旋しながら体重を受けます。この「内旋しながら乗る」動きに可動域が足りないと、関節の前側が詰まる、外側やお尻の筋肉が過剰に働く、という形で負担が集まります。

股関節の内旋とは、太ももの骨を内側にねじる動きです。アドレスから右に回るとき、骨盤は右脚の上で右へ回りますが、右足は地面に固定されているため、骨盤の回転は右股関節から見ると「内旋」になります。ダウンからフォローで左に回るときは、同じ理由で左股関節が内旋します。レッスンで聞く「股関節に乗る」の中身は、内旋しながら体重を受け止めることです。

問題は、この内旋が足りない人が「乗ろう」とした場合です。内旋の可動域がないと、骨盤は回れる範囲で止まり、それでも回ろうとすると横に流れる(スウェー・スライド)、伸び上がる(アーリーエクステンション)、あるいは腕で振る(手打ち)といった代償が出ます。手打ちが直らない理由に股関節が関わるのは、この構造です。さらに、可動域の限界で「乗る」ことを繰り返すと、詰まる側・引き伸ばされる側に負担が集中し、痛みとして表面化することがあります。

スイングの局面体重を受ける側股関節の動き内旋不足で起きやすい代償
バックスイング右股関節右の内旋に乗る右に流れる(スウェー)/右足に残る(ハンギングバック)
切り返し〜ダウン右→左へ移動左の内旋を始める伸び上がる(アーリーエクステンション)/腕で振る
インパクト〜フォロー左股関節左の内旋に乗り切る左に流れる(スライド)/体が止まり腕が追い越す
フィニッシュ左股関節左の内旋で骨盤を回し切る左膝が外へ逃げる/上体だけ回る
Did You Know?

TPIの身体評価「下半身回旋(Lower Quarter Rotation)」は、立位で片脚に乗った状態で股関節の内旋・外旋を左右別に確認します。左右を別々に見る理由は、まさにスイングで右股関節と左股関節の役割が違うからです。右打ちのゴルファーでは、バックスイング側とフォロー側で制限のある方向が異なることも珍しくなく、「股関節が硬い」と一括りにせず、どちらの、どの方向かを分けて評価します。

左右で違う——痛む側から原因を推定する

結論:右打ちの場合、左股関節の痛みは「フォローで乗り切る局面」、右股関節の痛みは「バックスイングで乗る局面」に負担の中心があると考えるのが出発点です。どちらも共通の背景は内旋不足ですが、組み合わさるスイングエラーが違うため、直し方も変わります。

左股関節が痛い——フォローで乗り切る側

ダウンからフォローで、体重は左股関節に集まり、そこで内旋しながら骨盤を回し切ります。左の内旋が足りないと、骨盤は回り切れずに左へ横滑りします。これがスライドです。横に流れながら体重を受けるため、股関節の外側(大転子まわり)や、それを支えるお尻の横の筋肉に負担がかかりやすくなります。もう1つのパターンは、可動域が足りないのに急に回転を止める・急に回そうとするケースで、この場合は左の鼠径部(脚の付け根の前側)に詰まる感覚が出やすい傾向があります。左だけ痛む方は、どちらに近いかを動画で確認してください。

右股関節が痛い——バックスイングで乗る側

バックスイングでは右股関節の内旋に乗って骨盤を回します。右の内旋が足りないと、回る代わりに右へ流れるスウェーが出ます。右へ流れた状態から戻るには余分な力が必要で、右股関節の外側やお尻に負担が集まります。もう1つは、ダウンで体重が左へ移らず右足に残るハンギングバックで、この場合はインパクトまで右股関節に体重がかかり続けるため、右の前側が詰まる感覚や、右のお尻の奥の重さとして出ることがあります。バックスイングで「右の付け根が詰まる」方は、内旋の可動域そのものが足りない可能性を疑ってください。

痛む側(右打ち)負担の中心となる局面背景にある身体要因組み合わさりやすいスイングエラー
左股関節ダウン〜フォロー(乗り切る)左股関節の内旋不足/左臀筋の安定性不足スライド/急な回転・急停止/アーリーエクステンション
右股関節バックスイング(乗る)右股関節の内旋不足/右臀筋の安定性不足スウェー/ハンギングバック/リバーススパインアングル
両側切り返し全体両側の内旋不足+上下分離の不足アーリーエクステンション/手打ち

スウェーやスライドの背後に股関節の回旋不足があること、伸び上がりの背後に「体の前にスペースを作れない」問題があることは、アーリーエクステンションの記事でも詳しく説明しています。股関節の痛みは、スイングエラーが身体に返ってきた形と捉えると整理しやすくなります。

TPI Screening

「どちらの股関節に、どの動きで」
負担が集まっているかを特定したい方へ

Disport Worldでは、TPI認定(Fitness 2/Power 2)トレーナーの岡本隼人が16項目のフィジカルスクリーンで股関節の内旋・外旋を左右別に評価し、臀筋の安定性と骨盤の分離まで含めて、痛む側に負担が集まる理由を身体とスイングの両面からご説明します。

LINEで体験セッションを予約する

六本木駅徒歩4分/体験90分 ¥15,000→¥7,500(税込・毎月先着3名さま半額)

痛む場所とTPI評価項目の対応

結論:痛む「側」に加えて、痛む「場所」でも負担のかかり方を推定できます。前側の詰まりは内旋の限界で骨同士が近づく方向の負担、外側は横に流れる動きを支える筋肉の負担、お尻の奥は回旋と体重支持を臀筋が担い切れていないサインとして見ます。ただし、これはあくまで動きの傾向であり、原因の特定は医療機関の領域です。

痛む場所出やすい局面・動き推定される負担の型まず見直すこと
前側(鼠径部)の詰まりバックスイングの深い位置/フォローで深く乗る瞬間内旋の可動域限界を超えて乗ろうとしている内旋の可動域/深く乗り過ぎるアドレス幅
外側(大転子まわり)スウェー・スライドで横に流れながら体重を受ける横方向の動きを外側の筋肉が支え続けている横移動を回転に置き換える/片脚バランス
お尻の奥フィニッシュまで回し切る局面/右足に残ったまま打つ回旋と体重支持を深い臀筋が担い切れていない臀筋の安定性/ハンギングバックの修正

この3つの場所の違いは、TPIの身体評価では次の項目に対応します。「痛い場所」を「足りない機能」に翻訳するための表です。

TPI評価項目何を見るか股関節の痛みとの関係
下半身回旋(Lower Quarter Rotation)片脚立位での股関節の内旋・外旋を左右別に確認痛む側の内旋不足を直接確認する最重要項目
オーバーヘッドディープスクワットしゃがみ込みの深さ・膝の向き・かかとの浮き股関節の可動域と足首・体幹の連動。深く乗れない背景を見る
骨盤回旋(Pelvic Rotation)上半身を止めて骨盤だけを回せるか回せない場合、股関節を使わず横移動や上体で代償する
片脚バランス(Single Leg Balance)片脚立ちの安定性を左右別に確認乗る側で安定できないと、外側の筋肉で支え続けることになる
ブリッジ(レッグエクステンション)臀筋で骨盤を持ち上げ、片脚を伸ばしても保てるか臀筋が働かないと、回旋と体重支持を深部や腰で代償する

評価項目の全体像はTPI 16項目の全解説にまとめています。股関節の痛みでは、可動域・安定性・分離の3層を順に見て、「動かない」のか「支えられない」のか「使い方を知らない」のかを切り分けます。「体が硬い」の中身を3か所に切り分ける記事のとおり、股関節の硬さは全身の硬さとは別に評価します。

現場知見——痛む側と「乗ろうとしている側」が一致しないことがある

体験セッションで「左の股関節が痛い」と言われる方の下半身回旋を測ると、左の内旋が明らかに足りないケースが多いのですが、それだけではないことに気づきます。右の内旋も足りず、バックスイングで右に流れた反動でダウンが急になり、左で受け止める衝撃が大きくなっているパターンです。つまり痛いのは左でも、直すべき起点は右のバックスイングにある。逆に、右が痛い方で、左に乗り切れず右足に体重が戻る(ハンギングバックに近い形)ことが背景にある例もあります。痛む側だけを見ると見落とすため、必ず両側を測ってから優先順位を決めています。(岡本隼人の現場での経験則であり、統計データではありません)

自宅でできる左右差チェック3種

結論:次の3つで、股関節の内旋の左右差、回旋で止まる方向、乗る側の安定性をおおまかに確認できます。痛みが出る動きは無理に行わず、痛みのない範囲で左右を比べてください。

座位股関節内旋——足先はどこまで外に開くか

椅子に座り、膝を90度に曲げたまま、膝を動かさずに片脚の足先を外側へ開きます。これが股関節の内旋です。足先が真下からほとんど開かない側、または左右差がはっきりある側をメモしてください。右打ちの方は、右脚がバックスイングで乗る側、左脚がフォローで乗る側です。痛む側の内旋が少ない場合、可動域の限界で乗ろうとしている可能性があります。

90/90ヒップスイッチ——どちらへ倒すときに止まるか

床に座り、両膝を90度に曲げて片脚を前・片脚を横に置きます。そこから両膝を反対側へ倒して、左右を切り替えます。片方へ倒すときだけ止まる・お尻が浮く・鼠径部が詰まる場合、その方向の内旋(または反対脚の外旋)が制限されています。止まる方向と、詰まる場所(前側かお尻の奥か)を記録してください。

片脚スクワット——乗る側で膝と骨盤が保てるか

壁や椅子に手を添え、片脚で浅くしゃがみます。膝が内側に入る、骨盤が反対側へ落ちる、体が横に傾く側は、乗る側の臀筋で支えられていません。左で崩れる方はフォローで、右で崩れる方はバックスイングで、外側やお尻に負担が集まりやすい状態です。

※本セルフチェックは運動機能の簡易確認であり、医学的診断ではありません。痛みの原因特定は医療機関の領域です。次のいずれかに当てはまる方は、セルフチェックやエクササイズより先に整形外科を受診してください。安静にしていても痛い/夜間に痛みで目が覚める/可動域が急に減った/関節に引っかかる感覚や音がある/転倒・衝突などの外傷の後に痛みが出た/脚にしびれや腫れがある。股関節には関節唇損傷や変形性股関節症と呼ばれる状態もあり、これらは運動で切り分けられるものではないため、受診で確認してください。

股関節の痛みを減らすエクササイズ——3段階

結論:順序は「内旋の可動域を出す → 臀筋と骨盤の安定性を作る → 股関節に乗る回旋として統合する」です。可動域だけ広げても、乗る側で支えられなければ負担は外側やお尻に戻ります。痛みが強い時期は Phase 1 の範囲内にとどめ、痛みが落ち着いてから Phase 2 以降へ進んでください。

Phase 1|可動性(Mobility)——内旋の範囲を広げる

90/90ヒップスイッチ(左右6回)——セルフチェック②と同じ動きを、止まる方向へゆっくり往復します。骨盤を立てたまま、詰まる手前で止めて呼吸を続けます。
座位内旋ストレッチ(30秒×2、左右)——椅子に座り、片脚の足先を外に開いた位置で、膝の内側を手で軽く押さえて内旋を保ちます。鼠径部の前側に詰まる痛みが出る場合は、開く角度を戻してください。
うつ伏せ内旋(左右10回)——うつ伏せで両膝を曲げ、足先を外側へ開いて内旋を作り、ゆっくり戻します。骨盤が浮かないよう、お腹を床につけたまま行います。

Phase 2|安定性・分離(Stability)——臀筋で骨盤を支える

片脚ブリッジ(左右10回)——仰向けで膝を立て、片脚を浮かせたまま、お尻の力で骨盤を持ち上げます。骨盤が傾く側は、その側の臀筋が弱い可能性があります。TPIのブリッジ評価に対応する種目です。
サイドプランク・ヒップアブダクション(左右8回)——横向きで膝をついたサイドプランクから、上の脚をゆっくり上げ下げします。骨盤を傾けず、お尻の横の筋肉(臀筋)で横方向の安定を作る練習です。
ゴルフ姿勢での骨盤回旋(10回)——アドレス姿勢で腕を胸の前に組み、上半身を止めたまま骨盤だけを左右に回します。片方へ回すときに横に流れる場合、その側の股関節に乗れていない状態です。

Phase 3|統合(Integration)——股関節に乗る回旋をスイングへ

壁タッチ・ヒップターン(左右8回)——右股関節の外側を壁に軽く触れさせてアドレスし、バックスイングで壁を押さずに骨盤を回します。壁を強く押す動きがスウェーです。左側でも同様に、フォローで壁を押さずに回します。
ステップ・イントゥ・フォロー(8回)——クラブを胸の前で持ち、バックスイングから左足を踏み込んで左股関節に乗り、そこで内旋しながらフィニッシュまで回します。左で横に流れず、左股関節の上で回れているかを確認します。
ハーフスイング実打(20球)——腰から腰の振り幅で、右に乗る→左に乗る、の順序を守って打ちます。痛みが出た球は記録し、どの局面で出たかを次回の評価に使います。

Caution

内旋ストレッチで鼠径部の前側に鋭い詰まりや痛みが出る場合、無理に押し込まないでください。可動域を「作る」ために腰を反らせる代償は、股関節の負担を腰に移すだけで、ゴルフの腰痛につながります。また、痛みが3日以上続く、動き始めに引っかかる、可動域が減ってきたと感じる場合は、エクササイズを中断して受診してください。

8週間ロードマップと効果測定

結論:股関節の内旋の可動域と臀筋の安定性は、週3回程度の継続で4〜8週間から変化が出始めるのが一般的な目安です。「痛みが減った気がする」ではなく、セルフチェックの左右差とスイング動画で判定してください。痛みそのものの経過は、必ず医療機関の判断と併せて見てください。

W1-2

左右差の記録と可動性

セルフチェック3種を左右で記録
正面・後方のスイング動画撮影
痛みのない範囲でPhase 1を毎日
W3-4

安定性を追加

Phase 1+2
片脚スクワットの崩れ方を再確認
骨盤回旋で横に流れないか確認
W5-6

スイングに統合

Phase 1〜3を通し
壁タッチでスウェー・スライドを確認
ハーフスイング実打で痛みの有無を記録
W7-8

再評価

動画の比較(横移動・乗る側の安定)
内旋の左右差を再測定
痛みが残る場合は受診を優先

効果測定の指標は3つです。①座位内旋と90/90の左右差、②スイング動画での横移動(スウェー・スライド)の量と、フォローで左股関節の上に骨盤が乗っているか、③実打でどの局面に痛みが出るか(出なくなったか)。可動域が増えたのに痛みの出る局面が変わらない場合は、安定性(Phase 2)が不足しているか、痛む側とは反対側の問題を見落としている可能性があります。

Disport WorldのTPI評価

股関節の痛みは「どちらが痛いか」だけでは切り分けられません。Disport WorldではTPIの16項目フィジカルスクリーン(下半身回旋・オーバーヘッドディープスクワット・骨盤回旋・片脚バランス・ブリッジを含む)で、股関節の内旋・外旋と臀筋の安定性を左右別に評価し、痛む側に負担が集まるスイング上の理由を、動画と身体評価の両面からご説明したうえで、優先順位つきのプログラムを設計します。評価項目の全体像はTPI 16項目の全解説をご覧ください。なお、痛みが強い方、受診の目安に当てはまる方は、医療機関での確認を先にお願いしています。

体験セッション(90分)の内容

① カウンセリング(痛む側・場所・出る局面・受診歴と医師の指示の確認)
② TPIフィジカルスクリーン(下半身回旋・片脚バランス・ブリッジ・骨盤回旋を含む16項目)
③ 結果のご説明——痛む側に負担が集まる身体要因とスイングエラーの対応関係
④ 股関節の可動性・安定性エクササイズの体験と、今後のプログラムのご提案

よくある質問

ストレッチをしても股関節の前側が詰まるのはなぜですか?

前側の詰まりは、筋肉の硬さより、内旋の可動域の限界で骨同士が近づく方向に押し込んでいる場合に出やすい感覚です。この場合、伸ばす方向のストレッチを増やしても変わらず、骨盤の位置を整えて内旋の範囲内で動く練習(90/90やうつ伏せ内旋)のほうが適しています。ただし、詰まりが鋭い痛みを伴う、引っかかる感覚がある、可動域が急に減った場合は、関節唇損傷などと呼ばれる状態の可能性もあるため、先に整形外科で確認してください。

「股関節に乗る」感覚が分かりません。どうすれば身につきますか?

「乗る」は、体重を受けた側の股関節が内旋しながら骨盤を回している状態です。感覚が分からない方の多くは、内旋の可動域が足りないか、臀筋で支えられずに横に流れています。壁タッチ・ヒップターンで「壁を押さずに回る」練習をすると、横移動と回転の違いが体で分かります。感覚より先に、身体の条件を整えることをおすすめします。

サポーターやテーピングでプレーを続けてもよいですか?

サポーターやテーピングは一時的に負担を分散する補助にはなりますが、内旋不足やスウェー・スライドといった原因を解決するものではありません。使いながらプレーを続けるかは、痛みの程度と医師の判断に従ってください。原因が身体側にある場合、可動域と安定性を整えることで、補助なしでプレーできる状態を目指すのが本来の順序です。

変形性股関節症と言われました。ゴルフを続けてよいですか?

続けてよいかどうかは、主治医の判断が最優先です。医師からプレーの許可が出ている場合、当ジムでは可動域の限界を超えて乗ろうとしない範囲でスイングを組み立て、横移動を減らして関節への衝撃を小さくする方向でプログラムを設計します。運動の内容は、医師の指示(避ける動き・可動域の制限)を確認したうえで決めますので、カウンセリング時にお伝えください。

左の股関節だけが痛いのはなぜですか?

右打ちの場合、左股関節はダウンからフォローで体重を受け止め、内旋しながら回し切る側です。左の内旋が足りない、または左の臀筋で支えられないと、スライドや急な回転で左に負担が集中し、右は痛まないのに左だけ痛む形になりやすいと考えられます。ただし、現場では右のバックスイングで流れた反動が左に返っているケースもあるため、左右両方の可動域を確認することをおすすめします。安静時痛や夜間痛がある場合は、原因の特定のために受診を優先してください。

股関節の痛みと腰痛は関係がありますか?

関係することがあります。股関節の内旋が足りないと、回転の不足を腰をねじって補うため、股関節と腰の両方に負担が集まりやすくなります。逆に、腰を反らせて股関節の可動域を「作った」ように見せる代償も、腰への負担になります。股関節の可動域と臀筋の安定性を整えることは、腰の負担を減らす方向にも働きます。詳しくはゴルフの腰痛は「腰」が原因ではないをご覧ください。痛みがある場合は、いずれも先に医療機関で原因を確認してください。

体験のご案内

股関節の痛みは、左右どちらが、どの局面で、どこに出るかで原因の見当が変わります。受診で確認すべきことを確認したうえで、16項目の評価で「どちらの股関節に、どの動きで負担が集まっているか」を切り分けるところから始めてください。

First Trial

「なぜその側の股関節が痛むのか」を、
内旋の可動域と乗り方から特定する90分

カウンセリング・TPI16項目スクリーニング・股関節の可動性と安定性エクササイズの体験まで。体験後に入会を決めていただく必要はありません。基本的に代表の岡本隼人が担当します。

¥15,000¥7,50090分・税込

ウェア・タオル無料 | 完全個室 | 六本木駅徒歩4分

岡本隼人
岡本 隼人
Disport World 代表トレーナー
JSPO-AT TPI Certified NASM-PES INDIBA PRO MAX

日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー(JSPO-AT)。TPIのFitness 2/Power 2プログラムを修了・認定(TPI Certified Fitness 2 / Power 2)。NASM-PES、INDIBA PRO MAX。2002年から指導、のべ指導実績40,000人以上。少年野球チーム「船橋フェニックス」監督として育成年代の指導にも携わる。Disport World(六本木3-15-21 鶯ビルB1)代表。

主な参考
  1. Titleist Performance Institute — Body-Swing Connection(身体制限とスイング特性の対応関係)
  2. Titleist Performance Institute — Physical Screen(Lower Quarter Rotation/Overhead Deep Squat/Pelvic Rotation/Single Leg Balance/Bridge with Leg Extension)
  3. TPI Certified Fitness/Power プログラム教材

身体側の原因を実際に評価して直したい方は、東京・六本木のゴルフ専門パーソナルトレーニングのページで体験セッション(90分)の内容と料金をご確認ください。