Roppongi Personal Gym体験予約
JSPO-AT アスレティックトレーナー 資格
トレーナー解説 2026.03.12 読了約7分
岡本隼人
岡本 隼人
JSPO-AT

アスレティックトレーナー(JSPO-AT)とパーソナルトレーナーの違い|資格で選ぶジム選び

「JSPO-AT」という資格をご存知だろうか。パーソナルトレーナーとどう違うのか、正確に答えられる人は少ない。両者の違いは「持っている資格の難しさ」だけではない。そもそもの職域、できること、相談すべき状況が根本的に異なる。2002年から指導を続け、のべ40,000人以上を担当してきたJSPO-ATの立場から、その違いを正直に解説する。

執筆・監修:岡本隼人(日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー〈JSPO-AT〉/TPI認定(Fitness 2/Golf 2/Junior 2/Power 2)|のべ指導実績40,000人以上)
公開日:2026-03-12 / 最終更新日:2026-10-01

そもそもJSPO-ATとは何か

JSPO-AT(Japan Sport Association - Athletic Trainer)は、公益財団法人日本スポーツ協会の公認アスレティックトレーナー資格だ。スポーツ現場での怪我の予防・応急処置・コンディショニング・リハビリテーション・復帰プログラムの設計まで、一貫して担える「スポーツ医科学の専門職」として位置づけられている。

プロスポーツの現場では、チームに帯同して選手の身体管理を担うのがアスレティックトレーナーの本来の役割だ。代表の岡本は、プロ野球選手(赤羽由紘・渡邊佳明)のパーソナルトレーナーや、プロゴルファー矢野東のトレーニング指導も務めてきた。

JSPO-ATの職域

  • 怪我の評価(どこが、どのように、どの程度傷んでいるか)
  • 応急処置・テーピング・包帯固定
  • リハビリテーションプログラムの設計と実施
  • 競技復帰に向けた段階的なトレーニング処方
  • コンディショニング管理(練習前後の身体の準備と回復)
  • スポーツ外傷・障害の予防プログラム

ポイント:JSPO-ATは「健康な人をより強くする」ことに加え、「傷んでいる身体を評価し、安全に動かせる状態に戻す」ことまで対応できる。この後半の能力が、一般的なパーソナルトレーナーとの決定的な差になる。

パーソナルトレーナー資格との「根本的な差」

現在日本で流通しているパーソナルトレーナー資格には、NSCA-CSCS、NSCA-CPT、NESTA-PFT、JATI-ATI、NEXTAなど多数がある。これらはいずれも「健康な人へのトレーニング指導」を専門としており、それ自体は価値ある資格だ。

しかし、怪我の評価とケガのあとに運動へ戻る段階の指導はこれらの資格の主な範囲には入っていない。

両者の対応範囲を比較する

対応項目 一般的なパーソナルトレーナー JSPO-AT(資格の職域)
健康な人へのトレーニング指導◎◎
筋力・体力向上プログラム◎◎
怪我の部位・程度の評価×(対応範囲外)◎
痛みを抱えた状態での安全な運動処方△(経験依存)◎(評価に基づく)
リハビリからスポーツ復帰への連続指導×◎

この表は「パーソナルトレーナーが劣る」という話ではない。職域の設計が根本的に異なるという事実だ。健康な20代の筋力向上が目的であれば、NSCA保有のトレーナーで十分に対応できる。しかし40〜60代で既往歴があり、身体に制限を抱えながらパフォーマンスを上げたいという場合、職域の差が結果の差に直結する。

あなたの身体の「現在地」を、90分で数値化します。
カウンセリング+姿勢と動きのチェック+トレーニング体験(担当は基本的に代表の岡本〔JSPO-AT〕)。
トレーニング体験 通常¥15,000(毎月1日から数えて先着3名さまは¥7,500)

資格取得の難易度が意味すること

JSPO-ATは、930時間の養成カリキュラムと検定試験を経て取得する。これは単に「試験が難しい」という話ではない。取得プロセスの設計が、他の資格と根本的に異なる。

取得までに必要なもの

  • 日本スポーツ協会(JSPO)への登録
  • 日本スポーツ協会の養成講習会(加盟団体の推薦が必要)または承認校(大学・専門学校など)での受講(共通科目150時間・専門科目600時間)
  • スポーツ現場での実習(現場実習180時間。養成講習会の受講者は免除)
  • 筆記試験・実技試験の両方に合格

オンラインや週末集中で取得できる民間資格と、構造が根本的に違う。共通科目と専門科目あわせて750時間のカリキュラムには、解剖学・生理学・スポーツ医学・テーピング実習・リハビリプロトコルが含まれており、これを全て修了したうえで検定試験に合格する必要がある。

資格は「入口の基準」に過ぎない。2002年から指導を続け、のべ40,000人以上を見てきた経験が、今の指導精度を作っている。資格は信頼の証明として提示するが、最終的に結果を出すのは経験の厚みだ。 岡本 隼人 — 日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー

JSPO-ATに相談すべき5つのケース

資格の違いは、相談すべき状況の違いでもある。以下のケースに当てはまる場合、一般的なパーソナルトレーナーではなくJSPO-ATへの相談を強くすすめる。

ケース1:既往歴・慢性痛がある

腰痛・膝痛・肩の違和感など、以前から抱えている痛みがある状態でのトレーニングは、評価なしに開始することが最もリスクが高い。痛む部位や、どの動きで痛むかを確かめたうえで、何を鍛えて何を避けるかを組み立てる。これはJSPO-ATの職域の中核だ。痛みの原因の診断は医療機関の役割で、私たちは診断や治療は行わない。

ケース2:怪我からの復帰を目指している

「病院でリハビリは終わったが、まだ本調子ではない」という状態での運動再開は、再受傷リスクが高い時期だ。医療機関でのリハビリ終了後からスポーツ・フィジカル活動への復帰を橋渡しできるのは、アスレティックトレーナーの役割だ。

ケース3:スポーツパフォーマンスを向上させたい

ゴルフの飛距離向上、野球のスイングスピード改善、テニスの安定性強化——これらは「筋肉をつける」だけでは達成できない。スポーツ特有の動作の分析や身体評価で、動きを制限している要因を見極めることが必要で、そこにJSPO-ATとTPI認定(Fitness 2/Golf 2/Junior 2/Power 2)の組み合わせが活きる。

ケース4:40代以上で「何から始めるべきか分からない」

長年運動習慣がなかった40〜60代が最初に行うべきことは、筋トレでも有酸素運動でもない。「今の身体の状態を正確に把握すること」だ。姿勢・動作・筋力バランス・可動域——これらを評価せずに始めたトレーニングは、弱いところをさらに弱め、強いところだけを強化するという不均衡を生む。

ケース5:トレーニングを続けても「効果が出なかった」経験がある

トレーニングを続けているのに身体が変わらない場合、身体の評価が足りていないことがある。どこに制限があり、何が原因でその制限が生じているかを特定することで、初めて有効なプログラムが設計できる。

資格でジムを選ぶときの基準

資格は「この人に何を相談できるか」の目安だ。JSPO-ATが優れていて他の資格が劣るという話ではない。あなたの目的と状況に対して、適切な専門性を持つトレーナーを選ぶこと——それが最も重要な視点だ。

判断フローチャート:

「健康で痛みなし → 体力・筋力・体型改善が目的」なら、資格保有の一般的なパーソナルトレーナーで十分。

「既往歴あり・慢性痛あり・スポーツ復帰・競技パフォーマンス向上」が目的なら、JSPO-ATへの相談を優先する。

「40〜60代・長期ブランク・どこから始めるか不明」という場合も、まず評価から始められるJSPO-ATが適切だ。

Disport Worldには、JSPO-ATとTPI認定(Fitness 2/Golf 2/Junior 2/Power 2)を持つ代表の岡本がいて、INDIBA®(EDNA PRO MAX)の温熱ケアも同じジムで受けられる。「評価する」「鍛える」「温める」を一か所で行えるのが、私たちのジムの形だ。

CERTIFICATION GUIDE

日本で取れるトレーナー資格を、国家資格・公益財団法人の資格・民間資格の3層で全部並べました。学習時間32〜930時間、合格率18〜89.7%、費用・更新義務・有資格者数まで、すべて各団体と厚生労働省の一次資料で比較しています。

→ パーソナルトレーナーの資格完全ガイドを読む

よくある質問

JSPO-ATは怪我の評価・応急処置・リハビリ・スポーツ復帰プログラムまで一貫して担える公認資格です。一般的なパーソナルトレーナー資格(NSCA、NESTAなど)は、健康な人へのトレーニング指導を中心にしています。なお痛みやケガがある場合は、私たちより先に医療機関の受診をおすすめします。
JSPO-ATは、930時間の養成カリキュラムと検定試験を経て取得する資格です。養成カリキュラムは共通科目150時間・専門科目600時間・現場実習180時間で、一般的な民間資格のような短期講習での取得は不可能です。この取得の難しさが、資格の信頼性と保有トレーナーの希少性を担保しています。
はい。JSPO-ATは怪我の評価から「痛みを悪化させないトレーニング設計」まで対応できます。痛みやケガがある場合は、まず医療機関で診てもらってください。そのうえでトレーニングを始めるときは、先にJSPO-ATの評価を受けることをおすすめします。
岡本隼人(日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー・JSPO-AT)

この記事を書いた人

岡本 隼人|日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー

Disport World 代表。JSPO-AT・TPI認定(Fitness 2/Golf 2/Junior 2/Power 2)・NASM-PES保有。プロ野球選手(赤羽由紘・渡邊佳明)、プロゴルファー(矢野東)をはじめ、経営者・エグゼクティブまでのべ40,000人以上を指導。中学時代の腰椎ヘルニアからの復帰経験が、「壊さずに鍛える」という指導哲学の原点。

JSPO-AT TPI Certified NASM-PES FMS SFMA
プロフィール詳細 →

あなたの身体の「現在地」を、
90分で数値化しませんか。

カウンセリング+姿勢と動きのチェック+トレーニング体験(担当は基本的に代表の岡本〔JSPO-AT〕)

¥15,000
90分・税込 | 毎月1日から数えて先着3名さまは¥7,500 | ウェア・タオル無料 | 入会判断不要

体験後の入会判断は不要です。1週間じっくりご検討ください。無理な勧誘は一切ありません。