Roppongi Personal Gym体験予約
マットに仰向けになった女性の脚を支え、動きを確かめるトレーナー
Adult Diet / Body

パーソナルジムで怪我をした・痩せなかった方へ
——次に選ぶときの基準は「先に体を評価するかどうか」

前のジムで腰や肩を痛めた、終わったら体重が戻った。次に選ぶときは、トレーニングの前に今の体を測り、その結果から順番を決めるかどうかを基準にしてください。

2026.10.12 読了 約10分

筋力トレーニングそのものは、ほかのスポーツと比べてケガの少ない運動だと報告されています。それでも痛めてしまうのは、今の体に合わない種目や重さ、増やし方が選ばれたときです。体重が戻る問題も、終わったあとに自分で続けられる形になっていたかどうかと関係します。この記事では、次のジム選びで確かめたい点と、ケガをしにくい進め方の順番を整理します。

この記事は、六本木の完全個室パーソナルジム Disport World で、日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー(JSPO-AT)の岡本隼人が、身体を実際に測ってきた経験から書いています。扱うのは医療の判断ではなく、運動と食事の組み立て方です。大人のダイエットの進め方→

この記事の要点

・筋力トレーニング系の競技は、チームスポーツと比べてケガの発生率が低いと報告されている(20研究の系統的レビュー)。痛めやすいのは肩・腰・膝・肘・手首
・ケガが起きやすいのは、今の体の動きに合わない種目・重さ・増やし方を選んだとき。重さは「目標回数を1〜2回超えてできたら2〜10%」が目安(ACSMの指針)
・体重は、終わったあとに戻りやすい。29研究のまとめでは、5年後に保てていた減量は平均3kg強
・だから次の基準は「先に体を評価し、その結果で順番を決め、自分で続けられる形にしてくれるか」

週2回通っているのに体が変わらないのはなぜ?

よくある理由は、運動の量が体重を動かすには少ないこと、そして食事と生活の組み立てがジムの外で続いていないことです。週2回のトレーニングは筋力を保ち高めるには意味がありますが、それだけで体重が大きく減るとは限りません。

アメリカスポーツ医学会(ACSM)の指針(Donnelly ら、2009)は、中強度の身体活動を週150〜250分にしても、それだけでの減量は小さいとまとめています。はっきりした減量と関連したのは週250分を超える活動で、筋力トレーニングは体重そのものを減らす効果は大きくないものの、除脂肪量(筋肉など)を増やしうるとしています。1回60分を週2回なら120分。ジムの時間だけで体重を動かそうとすると、計算が合いにくいのです。

つまり、ジムの時間は「筋肉を守り、動ける体をつくる時間」、体重は「食事と日常の活動で動かすもの」と役割を分けて考えると、変わらない理由が見えやすくなります。週の回数の考え方は週2回と週4回の比較の記事で詳しく扱っています。

見直すところよくある状態次にやること
活動量ジムの時間以外はほとんど座っている歩く・階段など日常の活動を足す(週の合計で考える)
食事ジムの期間だけ厳しく制限し、終わると元に戻る続けられる食べ方を、自分で調整できるようにする
トレーニングの中身体の状態と関係なく同じメニューが続く体を評価し、結果に合わせて種目と重さを決める
記録体重を思い出したときだけ測る同じ条件で測り、週の平均で見る

ジムで腰や肩を痛めるのはなぜ起きる?

筋力トレーニングそのものが危ない運動というわけではありません。痛めやすいのは、今の体の動きで無理なく扱えない種目や重さを選んだとき、そして重さや回数を急に増やしたときです。

重量挙げやパワーリフティング、ボディビルなど筋力トレーニング系の競技のケガを調べた系統的レビュー(Keogh・Winwood、2017。20研究)では、ボディビルの発生率は1,000時間あたり0.24〜1件で、チームスポーツと比べて相対的に低いと結論しています。一方で、痛めやすい部位は肩・腰・膝・肘・手首で、種類は肉離れや腱の炎症、ねんざが多いと報告されています。対象は競技者で、研究の多くは振り返りの調査である点には注意が必要です。

重さの増やし方にも目安があります。ACSMの指針(2009)は、決めた回数を1〜2回超えてできるようになったら、重さを2〜10%増やすことをすすめ、初心者(数年トレーニングから離れていた人を含む)は8〜12回できる重さから始めるとしています。股関節や肩の動きが足りないまま重さだけを上げると、足りない動きを腰や肘など別の場所が代わりに担い、そこに負担が偏りやすくなります。腰の痛みと座りっぱなしの関係はデスクワークの腰痛の記事でも整理しました。

First Trial — 90 min
前のジムで痛めた場所も含めて、今の体を90分で確かめる

これまでの運動歴や痛めた経緯を伺い、姿勢・可動域・動作を確認してから、その日のトレーニングを組みます。評価結果はその場で全て開示し、その場で入会を決めていただく必要はありません。他のジムも体験してから、比べてください。

LINEで体験を予約する
通常¥15,000 → 毎月先着3名さま半額¥7,500(税込)|完全個室|六本木駅5番出口徒歩4分

先に体を評価すると何が変わる?

変わるのは、最初の種目・重さ・進める順番を「その人の体の状態」から決められることです。評価の目的はケガを言い当てることではなく、「今すぐ負荷をかけてよい動き」と「先に整えたい動き」を分けることにあります。

ここは誤解されやすいところなので、正直に書きます。代表的な動作スクリーニングであるFMSの合計点とその後のケガの関係を調べた系統的レビュー(Moran ら、2017。24研究)は、関連の強さは軍人を対象とした研究でも「小さい」程度で、ほかの集団では根拠が限られるか結果が分かれるとし、合計点を単独のケガの予測に使うことは支持されないと結論しています。評価をしたからケガをしない、とは言えません。

それでも先に評価するのは、同じスクワットでも、足首や股関節の動き、左右の差によって、選ぶべき形や重さが人ごとに違うからです。これまでのケガの経緯、今の痛みの有無、生活の忙しさと合わせて見ると、無理のない出発点を決めやすくなります。

評価では何を見るのか(動きのパターン・可動域・左右差)

見るのは大きく3つです。基本的な動きのパターン、関節の動く範囲(可動域)、そして左右の差です。痛みがある動きと、痛みのない動きも分けて扱います。

動きを評価する代表的な方法に、FMSとSFMAがあります。FMS(Functional Movement Screen)は、しゃがむ・またぐ・踏み出すなど7つの基本動作を0〜3点で採点する、痛みのない人向けのスクリーニングです(詳しくはFMSの解説ページ)。SFMA(Selective Functional Movement Assessment)は、動きの中で痛みが出る場合に、どの動きで出るのかを整理するための評価の枠組みです。どちらも診断ではなく、痛みやしびれがある場合は医療機関の受診が先です。代表の岡本は、FMS(2015年)とSFMA(2016年)の認定を受けています。

①

話を聞く

これまでの運動歴、痛めた場所と時期、今の痛みの有無、仕事や会食、睡眠の状況。

②

動きのパターン

しゃがむ、片脚で立つ、腕を上げるなどの基本動作で、どこが代わりに頑張っているかを見る。

③

可動域と左右差

股関節・足首・胸の背骨・肩など、動きが足りない関節と左右の差を確かめる。

④

結果を共有する

何から始め、何を後に回すかを、その場で説明して一緒に決める。

当店の体験では、体組成計(InBody)で体組成も測れます。体重だけでなく、筋肉量と体脂肪の変化を分けて見られるようにしておくと、「体重が減らない=失敗」と決めつけずに済みます。

ケガをしにくい進め方の順番は?

順番は「評価 → 足りない動きを整える → 軽い負荷で形をつくる → 少しずつ負荷を上げる → 再評価」です。重さを上げるのは、形が安定し、決めた回数に余裕が出てからにします。

①

評価

動きのパターン・可動域・左右差・痛みの有無を確かめる

②

動きを整える

足りない関節の動きと、体を安定させる力を先に育てる

③

形をつくる

軽い負荷で、痛みなく同じ形をくり返せるようにする

④

負荷を上げる

目標回数を1〜2回超えてできたら、重さを2〜10%上げる(ACSM 2009)

⑤

再評価

動きと体組成の変化を確かめ、次の段階を決める

頻度の目安として、厚生労働省の「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」は、成人に筋力トレーニングを週2〜3日行うことをすすめています。ACSMの指針も、初心者の頻度を週2〜3日としています。回数を増やすより、疲れや痛みを翌回に持ち越さないことを優先してください。

Caution

運動中や運動後に痛みが出たら、その種目はその日は中止してください。「痛いけれど続ける」はすすめません。痛みが数日続く、腫れやしびれがある場合は、運動を再開する前に医療機関で相談してください。

どんな人が向いている?次のジムで確かめたいこと

先に評価する進め方が向いているのは、前にジムで痛めた経験がある人、運動から何年も離れていた人、そして終わったあとに体重が戻った経験がある人です。体験の段階で、次の点を確かめてみてください。

確かめること聞き方の例
トレーニングの前に体を評価するか「最初に何を測りますか?結果は見せてもらえますか?」
過去のケガを聞いてメニューに反映するか「以前腰を痛めたのですが、どう組みますか?」
重さの上げ方に基準があるか「重さはどうなったら上げますか?」
終わったあと自分で続けられる形にするか「食事や運動を自分で調整できるようになりますか?」
痛みが出たときの対応「痛みが出たらどうしますか?医療機関を紹介してもらえますか?」

体重が戻る問題については、アメリカの29研究をまとめたメタ解析(Anderson ら、2001)があります。構造化された減量プログラムを終えた人が5年後に保てていた減量は、平均で3kg強、元の体重の3%強でした。同じ研究では、運動量の多い群ほど減量を保てていたと報告した研究が6つありました。終わりが来る前提で、「自分で続けられる形」を一緒につくってくれるかどうかは、ジム選びの大事な基準です。

現場で見えていること

当店の体験は、カウンセリング、身体機能チェック、トレーニング、フィードバックの順に90分で進めます。前のジムで痛めた経験がある方には、いつ・どの種目で・どこを痛めたかを先に伺い、姿勢・可動域・動作を確認してから、その日の種目と重さを決めます。評価の結果はその場でお伝えします。診断や治療を行う場ではないため、痛みが残っている方には先に医療機関での相談をおすすめしています。

よく伺うのは、「種目は教わったけれど、なぜその種目なのかは分からなかった」というお話です。もう1つは、期間中は厳しい食事制限で体重が落ちたものの、終わってから同じ食べ方を続けられなかった、というお話です。食事については、初回に基本をお話しし、その後はLINEなどで必要なときに相談できる形にして、目標に合わせてご自身で調整できるようになることを目指しています(食事サポートは料金に含まれます)。まず今の体を測り、何から始めるかを一緒に決める、という順番を大事にしています。

痛みが残っている人は?——受診の目安

前のジムで痛めた場所に、今も痛みやしびれが残っている場合は、次のジムを探す前に医療機関で相談してください。原因が分からないまま運動を再開すると、同じ場所をくり返し痛めることがあります。

※本記事は一般的な情報で、医学的診断ではありません。次のいずれかに当てはまる場合は、運動より先に整形外科などの医療機関を受診してください。
・安静にしていても痛む、夜間に痛みで目が覚める
・脚や腕にしびれ、力が入りにくい感じがある
・痛みが2週間以上続く、または悪化している
・腫れ、熱っぽさ、関節が動かしにくい状態がある
・排尿・排便の異常や、股のまわりの感覚の異常がある(至急受診してください)
・持病で治療中、または薬を飲んでいる
治療中の方は、運動を始める前に主治医に相談してください。胸の痛みや息苦しさがある場合は、ためらわずに119番へ。

よくある質問

パーソナルジムで怪我をするのはなぜですか?

筋力トレーニングそのものは、チームスポーツと比べてケガの発生率が低いと報告されています。痛めやすいのは、今の体の動きに合わない種目や重さを選んだときや、重さを急に増やしたときです。足りない関節の動きを腰や肩など別の場所が代わりに担い、負担が偏ることがあります。

パーソナルジムが続かない、終わると体重が戻るのはなぜですか?

期間中の厳しい制限は、終わったあとに続けにくいことが一因です。29研究のまとめでは、減量プログラムの5年後に保てていた減量は平均3kg強でした。終わったあとも自分で調整できる食べ方と運動の習慣をつくっておくことが大切です。

体を評価すればケガをしなくなりますか?

そうとは言えません。FMSの合計点とケガの関係を調べた系統的レビューでも、関連は小さい、または根拠が限られるとされています。評価の目的は、今すぐ負荷をかけてよい動きと先に整えたい動きを分け、無理のない出発点と順番を決めることです。

腰や肩を痛めたことがあっても筋トレはできますか?

今も痛みやしびれが残っている場合は、先に医療機関で相談してください。痛みがなければ、経緯を伝えたうえで体を評価し、軽い負荷から形をつくって少しずつ進める方法があります。運動中に痛みが出たら、その種目はその日は中止します。

六本木で姿勢や動きを見てもらえるジムはありますか?

Disport Worldでは、体験の中で姿勢・可動域・動作を確認してからトレーニングを組みます。担当は基本的に代表の岡本隼人(JSPO-AT)で、結果はその場でお伝えします。六本木駅5番出口から徒歩4分の完全個室です。

体験のご案内

前のジムで痛めた、終わったら戻った。どちらの経験も、次は「先に今の体を測る」ところから始めれば、選ぶ種目と進め方が変わります。体験では、これまでの経緯を伺い、姿勢・可動域・動作を確認してトレーニングを行い、結果をその場でお伝えします。体重の悩みが中心の方は、食事・お酒・筋力・体の確認をまとめた大人のダイエットのページから全体像をご覧ください。料金の詳細は料金ページにあります。

First Trial

トレーニングの前に、
まず今の体を評価します

体験は基本的に代表の岡本隼人が担当します。日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー(JSPO-AT)、TPI認定(Fitness 2/Power 2)として、姿勢・可動域・動作を評価し、結果はその場で全て開示します。体験後に入会を決めていただく必要はなく、無理な勧誘はいたしません。

¥15,000¥7,50090分・税込・毎月先着3名

先着枠は毎月1日起算、定員後は通常¥15,000です。

完全個室 | 六本木駅5番出口徒歩4分 | 体験の流れを見る

主な参考(タップで開く)
  1. Keogh JW, Winwood PW. The epidemiology of injuries across the weight-training sports. Sports Med. 2017;47(3):479-501.(20研究の系統的レビュー・競技者が対象)
  2. American College of Sports Medicine. American College of Sports Medicine position stand. Progression models in resistance training for healthy adults. Med Sci Sports Exerc. 2009;41(3):687-708.
  3. Donnelly JE, Blair SN, Jakicic JM, Manore MM, Rankin JW, Smith BK. American College of Sports Medicine Position Stand. Appropriate physical activity intervention strategies for weight loss and prevention of weight regain for adults. Med Sci Sports Exerc. 2009;41(2):459-471.
  4. Moran RW, Schneiders AG, Mason J, Sullivan SJ. Do Functional Movement Screen (FMS) composite scores predict subsequent injury? A systematic review with meta-analysis. Br J Sports Med. 2017;51(23):1661-1669.(24研究)
  5. Anderson JW, Konz EC, Frederich RC, Wood CL. Long-term weight-loss maintenance: a meta-analysis of US studies. Am J Clin Nutr. 2001;74(5):579-584.(29研究)
  6. 厚生労働省. 健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023(2024年1月)。
岡本隼人
岡本 隼人
Disport World 代表トレーナー
JSPO-AT TPI Certified NASM-PES FMS SFMA

日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー(JSPO-AT)。TPIのFitness 2/Power 2プログラムを修了・認定(TPI Certified Fitness 2 / Power 2)。NASM-PES。FMS(2015年認定)・SFMA(2016年認定)。INDIBA®ベーシックコース修了(INDIBA Japan)。2002年から指導、のべ指導実績40,000人以上。自身のゴルフはヘッドスピード54m/s・ボール初速78m/s(FlightScope計測・自己最速)。2022年から世田谷区・船橋フェニックスで学年チームの監督を務め、2026年は6年生チームで全日本学童軟式野球大会(マクドナルド・トーナメント)第3位。Disport World(六本木3-15-21 鶯ビルB1)代表。