2026年の第46回大会(愛媛県・8月7〜13日)は、長曽根ストロングス(大阪)が決勝で多賀少年野球クラブ(滋賀)に3対2で勝ち、2年連続9回目の優勝を果たしました。第3位は船橋フェニックス(東京都第1代表)と南瀬谷ライオンズ(神奈川県代表)です。この記事では、1981年の第1回から2026年までの歴代優勝・準優勝チームを連盟の公式記録で一覧にし、開催地の移り変わり、出場までの道のり、球数制限などのルール、成長期の身体を守るために保護者が知っておきたいことをまとめました。
この記事は、六本木の完全個室パーソナルジム Disport World で、日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー(JSPO-AT)の岡本隼人が書いています。岡本は2022年から世田谷区・船橋フェニックスで学年チームの監督を務め、2026年は6年生チームでこの大会の全国第3位になりました。大会の記録は、全日本軟式野球連盟の公式発表で確かめています。ジュニアの身体評価(小学生・中学生)→
・正式名称は「高円宮賜杯全日本学童軟式野球大会 マクドナルド・トーナメント」。主催は全日本軟式野球連盟で、1981年(昭和56年)に始まり、1997年の第17回から高円宮杯が下賜された
・2026年の第46回(愛媛県・8月7〜13日・53チーム)は長曽根ストロングス(大阪)が優勝。決勝は多賀少年野球クラブ(滋賀)に3対2。第3位は船橋フェニックス(東京都第1代表)と南瀬谷ライオンズ(神奈川県代表)
・歴代最多優勝は長曽根ストロングスの9回。都道府県別では大阪府が16回(連盟の集計で第45回までに15回、2026年に1回)
・連盟の大会概要によると、全国約10,000チームが予選に挑み、全国大会に出られるのは53チーム(約0.53%)
・投球数は1日70球以内(4年生以下は60球)に加え、2026年から1週間210球以内(4年生以下は180球)。上限以内でも、肘や肩が痛いときは投げさせずに受診を
高円宮賜杯全日本学童軟式野球大会(マクドナルド・トーナメント)とは?
高円宮賜杯全日本学童軟式野球大会は、小学生の軟式野球チームの日本一を決める全国大会です。主催は公益財団法人 全日本軟式野球連盟(JSBB)で、日本マクドナルドが協賛しているため大会名に「マクドナルド・トーナメント」が付き、「マクドナルド杯」とも呼ばれます。連盟の大会概要でも、マクドナルドの公式ページでも「小学生の甲子園」と紹介されている大会です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | 高円宮賜杯全日本学童軟式野球大会 マクドナルド・トーナメント |
| 主催 | 公益財団法人 全日本軟式野球連盟 |
| 協賛 | 日本マクドナルド株式会社(1986年から) |
| 出場クラス | 小学生(連盟に登録した学童チーム) |
| 出場資格 | 所属する都道府県支部の予選大会で優勝したチーム |
| 第1回 | 1981年(昭和56年) |
| 高円宮杯 | 1997年(平成9年)の第17回大会から下賜 |
| 全国大会の時期と規模 | 毎年8月。2026年は53チームが出場 |
「マクドナルド杯」「マクドナルドトーナメント」「全日本学童」は、どれもこの大会を指す呼び方です。マクドナルドは1986年から協賛を続けており、公式ページでは甲子園出場以上の狭き門と紹介しています。
全国に学童チームはいくつある?——約10,000チームから53チームへ
この大会に挑むチームの数は、全日本軟式野球連盟の大会概要によると全国約10,000チームです。マクドナルドの公式ページも、参加チーム数を約10,000チームとしています。
| 数字 | 何の数か | 出典 |
|---|---|---|
| 約10,000チーム | 大会概要の「全国約10,000チームから勝ち抜いてきた」という記載。マクドナルドの公式ページも参加チーム数を約10,000チームとしている | 全日本軟式野球連盟 大会ページ/日本マクドナルド 学童野球ページ |
| 53チーム | 2026年の全国大会に出場したチーム数 | 全日本軟式野球連盟 第46回大会ページ |
全国大会に出られるのは53チームなので、約10,000チームのうち約0.53%で、1%に届きません。連盟の登録チーム数(令和7年度)で学童が最も多い東京都(941チーム)でも、2026年に全国大会へ進んだのは2チームです。
小学生の野球の全国大会は、ほかにもある?
あります。夏のこの大会のほかに、女子の学童チームの全国大会や、冬にプロ野球の球団などのジュニアチームが戦う大会があります。硬式のリトルリーグなどは、それぞれの団体が別に全国大会を開いています。
| 大会 | 時期(2026年) | 出場するチーム | 情報源 |
|---|---|---|---|
| 高円宮賜杯全日本学童軟式野球大会 マクドナルド・トーナメント | 8月7〜13日・愛媛県 | 都道府県の予選を勝ち抜いた学童チーム(53チーム) | 全日本軟式野球連盟 |
| 文部科学大臣杯 NPBガールズトーナメント 全日本女子学童軟式野球大会 | 8月21〜27日・滋賀県 | 女子の学童チーム | 全日本軟式野球連盟の大会日程 |
| NPBジュニアトーナメント KONAMI CUP | 12月26〜29日・明治神宮野球場ほか(予定) | プロ野球12球団などのジュニアチーム | 日本野球機構(主催:日本野球機構・12球団) |
冬の大会については、NPBジュニアトーナメント完全ガイドで、セレクションと身体づくりの面から詳しく書いています。
2026年(第46回)大会の結果は?——優勝・準優勝・第3位
2026年の第46回大会は、長曽根ストロングス(大阪・前年度優勝枠)が優勝しました。8月13日の決勝で多賀少年野球クラブ(滋賀県代表)に3対2で勝ち、前年の第45回に続く2年連続・通算9回目の優勝です。第3位は船橋フェニックス(東京都第1代表)と南瀬谷ライオンズ(神奈川県代表)の2チームでした(全日本軟式野球連盟の発表、2026年8月13日)。大会はすでに終わっており、以下は確定した結果です。
| 順位 | チーム | 代表 |
|---|---|---|
| 優勝 | 長曽根ストロングス | 前年度優勝(大阪) |
| 準優勝 | 多賀少年野球クラブ | 滋賀県代表 |
| 第3位 | 船橋フェニックス | 東京都第1代表(世田谷区) |
| 第3位 | 南瀬谷ライオンズ | 神奈川県代表 |
決勝は坊っちゃんスタジアム(松山中央公園野球場)で行われ、多賀が1回に2点を先制し、長曽根が3回に2点を返して追いつき、4回に1点を勝ち越しました(連盟の試合結果)。準決勝は、長曽根が船橋フェニックスに7対2、多賀が南瀬谷ライオンズに2対1で勝っています。長曽根の優勝は、連盟の歴代一覧にある第45回までの8回に今回を加えて9回目で、歴代最多です。
マナーの良いチームに贈られる「マクドナルドグッドマナーアワード」は、2026年は7チームが受賞しました(受賞チームは賞の節にまとめています)。
東京都代表は、どこまで勝ち進んだのか?
東京都第1代表の船橋フェニックス(世田谷区)は、全国で準々決勝まで4試合に勝ち、第3位に入りました。準決勝では、優勝した長曽根ストロングスに2対7で敗れています。東京都(学童の登録941チーム)の予選は、6月13日の決勝(府中市民球場)でレッドサンズに8対3(特別延長7回)で勝ち、2年ぶりの優勝でした。
| 試合 | スコア | 相手 |
|---|---|---|
| 東京都予選 決勝(6月13日) | ○ 8-3(特別延長7回) | レッドサンズ |
| 全国 1回戦(8月8日) | ○ 5-2 | 美浜少年野球クラブ(和歌山) |
| 全国 2回戦(8月9日) | ○ 13-1 | 浦添タイガース(沖縄) |
| 全国 3回戦(8月10日) | ○ 10-1(5回・時間制限) | 松山NORTHベースボールクラブ(愛媛) |
| 全国 準々決勝(8月11日) | ○ 3-2 | 北名古屋ドリームス(愛知) |
| 全国 準決勝(8月12日) | ● 2-7 | 長曽根ストロングス(前年度優勝・大阪) |
東京都第2代表のレッドサンズは、1回戦で塩尻UNIONS(長野)に10対0(4回・時間制限)、2回戦でラウンダース(山梨)に4対1で勝ち、3回戦で多賀少年野球クラブ(滋賀)に7対14(4回・時間制限)で敗れました。
出典:全国大会の各試合は全日本軟式野球連盟「試合一覧」。準決勝のスコアは共同通信(2026年8月12日)。東京都予選の決勝はフィールドフォース(2026年7月15日)と東京新聞(2026年7月2日)。東京都の登録チーム数は全日本軟式野球連盟「登録チーム」(令和7年度・学童)。
筆者は、この大会に出場した6年生チームの監督でした
筆者の岡本隼人は、この大会に東京都第1代表として出場した、船橋フェニックスの6年生チームの監督でした(フィールドフォースの出場チーム紹介、2026年7月31日)。船橋フェニックスは学年ごとにチームと監督がいるクラブで、岡本は2022年から同じ学年のチームを持ち上がりで受け持っています。チームとDisport Worldは別の組織で、この記事はチームの公式情報ではありません。チームについては、チームの公式な案内をご確認ください。
岡本隼人のプロフィール(世田谷区・船橋フェニックスの学年チーム監督)/少年野球のトレーニングを東京で探す前に(監督・岡本の考え方)
2026年大会の開催地・日程・トーナメント表は?
2026年の第46回大会は愛媛県で開かれました。8月7日(金)に坊っちゃんスタジアムで開会式があり、8日から13日まで、県内7球場で53チームが全52試合のトーナメントを戦いました。トーナメント表(組合せ表)と全試合のスコアは、全日本軟式野球連盟が公開しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 大会名 | 高円宮賜杯第46回全日本学童軟式野球大会 マクドナルド・トーナメント |
| 会期 | 2026年8月7日(金)〜8月13日(木) |
| 開催地 | 愛媛県 |
| 会場 | 7球場(坊っちゃんスタジアム、今治市営球場、新居浜市営野球場、西条市ひうち球場、四国中央市浜公園川之江野球場、八幡浜・大洲地区運動公園野球場、西予市営宇和球場) |
| 開会式 | 8月7日(金)16:30・坊っちゃんスタジアム |
| 抽選日 | 7月7日(火) |
| 出場 | 53チーム |
53チームの内訳は?
2026年の出場チームは、47都道府県の代表49チーム(北海道は北・南、東京は第1・第2の2チームずつ)に、前年度優勝の長曽根ストロングスと、開催地の愛媛から3チームを加えた53チームです(連盟の参加チーム一覧から数えたもの)。大阪からは、前年度優勝枠の長曽根と、大阪府代表の新家スターズの2チームが出場しました。
トーナメントの日程と試合数は?
| 日付 | 回戦 | 試合数 |
|---|---|---|
| 8月8日(土) | 1回戦 | 21試合 |
| 8月9日(日) | 2回戦 | 16試合 |
| 8月10日(月) | 3回戦 | 8試合 |
| 8月11日(火) | 準々決勝 | 4試合 |
| 8月12日(水) | 準決勝 | 2試合 |
| 8月13日(木) | 決勝 | 1試合 |
1回戦を戦った42チームに、2回戦から登場する11チームが加わり、2回戦は32チームで行われました。優勝までの試合数は、1回戦から出たチームで6試合、2回戦から出たチームで5試合です。優勝した長曽根ストロングスは2回戦からの登場でした(連盟の試合一覧から数えたもの)。
トーナメント表は連盟の組合せ表(PDF)、全試合のスコアは試合一覧、トーナメント表・日程・結果をまとめたものは大会の特設ページで見られます。
2027年(第47回)の開催地は?
この記事を更新した2026年9月28日の時点で、連盟の大会ページと大会日程には、2027年の第47回大会の開催地・日程はまだ載っていません。例年、都道府県の予選は春から初夏、全国大会は8月です(マクドナルドの公式ページでは、2025年の都道府県大会は3〜7月)。発表されたら、連盟の大会ページで確認してください。
歴代優勝チーム一覧——第1回(1981年)から第46回(2026年)まで
歴代の優勝・準優勝チームは下の表のとおりです。第1〜45回は全日本軟式野球連盟の大会ページ「歴代優勝・準優勝チーム」、第46回(2026年)は連盟の大会結果の発表で確かめました(2026年9月28日確認)。2020年の第40回大会は、新型コロナウイルス感染拡大のため中止です。チーム名と都道府県は連盟の表記に合わせています。
| 回 | 年 | 開催地 | 優勝(都道府県) | 準優勝(都道府県) |
|---|---|---|---|---|
| 46 | 2026 | 愛媛 | 長曽根ストロングス(大阪・前年度優勝) | 多賀少年野球クラブ(滋賀) |
| 45 | 2025 | 新潟 | 長曽根ストロングス(大阪) | 伊勢田ファイターズ(京都) |
| 44 | 2024 | 東京 | 新家スターズ(大阪) | 北ナニワハヤテタイガース(兵庫) |
| 43 | 2023 | 東京 | 新家スターズ(大阪) | 不動パイレーツ(東京) |
| 42 | 2022 | 東京 | 中条ブルーインパルス(石川) | 長曽根ストロングス(大阪) |
| 41 | 2021 | 新潟 | 長曽根ストロングス(大阪) | 北名古屋ドリームス(愛知) |
| 40 | 2020 | 新潟 | 中止(新型コロナウイルス感染拡大のため) | |
| 39 | 2019 | 東京 | 多賀少年野球クラブ(滋賀) | 茎崎ファイターズ(茨城) |
| 38 | 2018 | 東京 | 多賀少年野球クラブ(滋賀) | 根差部ベースナイン(沖縄) |
| 37 | 2017 | 東京 | 東16丁目フリッパーズ(北海道南) | 北ナニワハヤテタイガース(兵庫) |
| 36 | 2016 | 東京 | 長曽根ストロングス(大阪) | 小野東スポーツ少年団(兵庫) |
| 35 | 2015 | 東京 | 長曽根ストロングス(大阪) | 東松山野球スポーツ少年団(埼玉) |
| 34 | 2014 | 東京 | 和気軟式野球クラブ(愛媛) | 根上学童野球クラブ(石川) |
| 33 | 2013 | 東京 | 曽根青龍野球部(兵庫) | JBC玉城(三重) |
| 32 | 2012 | 東京 | 鳥羽野球部(福井) | 東松山野球スポーツ少年団(埼玉) |
| 31 | 2011 | 東京 | 長曽根ストロングス(大阪) | 守山ボーイズ(愛知) |
| 30 | 2010 | 東京 | 常磐軟式野球スポーツ少年団(福島) | 宮ノ陣フラワーズ(福岡) |
| 29 | 2009 | 東京 | 西南部サンボーイズ(石川) | 多賀少年野球クラブ(滋賀) |
| 28 | 2008 | 茨城 | 前栽アスレチックス(奈良) | 庄内ジャガーズ(福岡) |
| 27 | 2007 | 茨城 | 庄内ジャガーズ(福岡) | 上郷ノーティボーイズ(愛知) |
| 26 | 2006 | 茨城 | 門真ブルーメッツ(大阪) | 長曽根ストロングス(大阪) |
| 25 | 2005 | 茨城 | 長曽根ストロングス(大阪) | 常磐軟式野球スポーツ少年団(福島) |
| 24 | 2004 | 茨城 | 那珂ライオンズ(宮崎) | 多賀少年野球クラブ(滋賀) |
| 23 | 2003 | 茨城 | 長曽根ストロングス(大阪) | 水戸市野球スポーツ少年団(茨城) |
| 22 | 2002 | 茨城 | 長曽根ストロングス(大阪) | 常磐軟式野球スポーツ少年団(福島) |
| 21 | 2001 | 茨城 | 八島マリンズ(沖縄) | 上道チャイルド(鳥取) |
| 20 | 2000 | 茨城 | 金屋少年野球クラブ(和歌山) | 函南少年野球クラブ(静岡) |
| 19 | 1999 | 茨城 | 大間々東小リトルジャイアンツ(群馬) | 高城野球スポーツ少年団(宮崎) |
| 18 | 1998 | 茨城 | 神森ロイヤルズ(沖縄) | 東松山野球スポーツ少年団(埼玉) |
| 17 | 1997 | 茨城 | 球愛クラブ(茨城) | 函南少年野球クラブ(静岡) |
| 16 | 1996 | 茨城 | 小竹ガッツ(福岡) | 相生小野球クラブ(群馬) |
| 15 | 1995 | 茨城 | 熊取ベアーズ(大阪) | 袖ヶ浦ボーイズ(千葉) |
| 14 | 1994 | 茨城 | 竹永野球少年団(三重) | 吉田西クラブ(栃木) |
| 13 | 1993 | 茨城 | 岡屋スポーツ少年団(京都) | 仲井真ライオンズ(沖縄) |
| 12 | 1992 | 茨城 | 乃木ライオンズ(島根) | 枚方香里フェニックス(大阪) |
| 11 | 1991 | 茨城 | 金沢城東メッツ(石川) | スポーツ少年団三入クラブ(広島) |
| 10 | 1990 | 茨城 | 枚方香里フェニックス(大阪) | 小泉クラブA(岐阜) |
| 9 | 1989 | 静岡 | 各務野球(岐阜) | 下野野球少年団(三重) |
| 8 | 1988 | 静岡 | 北ナニワハヤテタイガース(兵庫) | 乃木ライオンズスポーツ少年団(島根) |
| 7 | 1987 | 神奈川 | 亀川野球スポーツ少年団(大分) | 上関皇座スポーツ少年団(山口) |
| 6 | 1986 | 京都 | 牛島スポーツ少年団(秋田) | 川内サンダース(鹿児島) |
| 5 | 1985 | 岐阜 | キングスター(千葉) | 大里(山梨) |
| 4 | 1984 | 滋賀 | 香寺クラブジュニア(兵庫) | 嘉手納北区ライオンズ(沖縄) |
| 3 | 1983 | 静岡 | 河内長野青葉(大阪) | 柳井カープスポーツ少年団(山口) |
| 2 | 1982 | 大阪 | 枚方香里フェニックス(大阪) | 久御山バッファローズ(京都) |
| 1 | 1981 | 東京 | 大鰐クラブ(青森) | 早田クラブ(岐阜) |
一覧から分かることは3つです。1つ目は、優勝9回の長曽根ストロングス(大阪)が突出していること。2つ目は、2年続けて優勝した「連覇」が、長曽根(2002〜03年、2015〜16年、2025〜26年)、多賀少年野球クラブ(2018〜19年)、新家スターズ(2023〜24年)の3チームにしかないこと。3つ目は、東京都のチームはまだ優勝がなく、準優勝が2023年の不動パイレーツの1回であることです。
2025年(第45回)の結果は?
2025年の第45回大会(新潟県・53チーム・8会場)は、長曽根ストロングス(大阪)が4年ぶり8回目の優勝を果たしました。8月18日の決勝(HARD OFF ECOスタジアム新潟)で伊勢田ファイターズ(京都)に8対4で勝っています。長曽根が1回に2点、2回に5点を挙げ、大会規定の時間制限により5回で終了しました。第3位は旭スポーツ少年団(新潟)と多賀少年野球クラブ(滋賀)です(連盟の試合結果)。
姿勢、関節の可動域、筋力バランス、ジャンプとホップ、動作パターン、そして投球動作と身体機能の照合。担当は基本的に代表の岡本隼人(JSPO-AT/世田谷区・船橋フェニックスで学年チームの監督)。結果はその場で保護者の方に直接ご説明します。無理な勧誘はいたしません。
LINEで空き状況を確認する優勝回数が多いチームと都道府県は?
優勝回数が最も多いのは長曽根ストロングス(大阪)の9回です。都道府県別では大阪府が16回で、2番目の兵庫県・石川県(3回)を大きく上回ります。どちらも、連盟の歴代一覧(第45回まで)に2026年の結果を加えて数えました。
| チーム(都道府県) | 優勝 | 優勝した年 | 準優勝 |
|---|---|---|---|
| 長曽根ストロングス(大阪) | 9回 | 2002・2003・2005・2011・2015・2016・2021・2025・2026 | 2回(2006・2022) |
| 多賀少年野球クラブ(滋賀) | 2回 | 2018・2019 | 3回(2004・2009・2026) |
| 新家スターズ(大阪) | 2回 | 2023・2024 | — |
| 枚方香里フェニックス(大阪) | 2回 | 1982・1990 | 1回(1992) |
| 都道府県 | 優勝 | 準優勝 |
|---|---|---|
| 大阪 | 16回 | 3回 |
| 兵庫 | 3回 | 3回 |
| 石川 | 3回 | 1回 |
| 沖縄 | 2回 | 3回 |
| 滋賀 | 2回 | 3回 |
| 福岡 | 2回 | 2回 |
| 東京 | 0回 | 1回(2023年・不動パイレーツ) |
優勝1回は、北海道・青森・秋田・福島・茨城・群馬・千葉・福井・岐阜・三重・京都・奈良・和歌山・島根・愛媛・大分・宮崎の17道府県です。優勝したことのある都道府県は合わせて23で、残る24都県はまだ優勝がありません。
集計:第45回までは連盟の「都道府県別 優勝・準優勝回数」、第46回(2026年)は大会結果の発表により、大阪の優勝と滋賀の準優勝を1回ずつ加えた。
大阪府が強いのはなぜか?——数字から言えること
理由を連盟が説明しているわけではないので、数字から言えることだけを書きます。大阪府の16回のうち9回は長曽根ストロングス1チームで、新家スターズと枚方香里フェニックスの各2回を合わせると、3チームで13回になります。一方、連盟の登録チーム数(令和7年度)で見ると、大阪府の学童は281チームで、東京都(941チーム)や神奈川県(639チーム)より少なく、チームの数だけでは説明できません。数字の上では、特定のチームが長く勝ち続けていることが、大阪府の回数を押し上げています。
大会の歴史と、開催地の移り変わりは?
大会は1981年(昭和56年)に16チームで始まり、1988年の第8回からは毎回48チーム以上が出場する規模になりました。開催地は茨城県(1990〜2008年)、東京都(2009〜2019年、2022〜2024年)と長く続いたあと、新潟県(2021年・2025年)や愛媛県(2026年)でも開かれています。
| 期間・回 | 開催地 | 主な出来事 |
|---|---|---|
| 1981〜1989年 第1〜9回 | 毎年変わる(東京・大阪・静岡・滋賀・岐阜・京都・神奈川・静岡・静岡) | 1981年に16チームで第1回。1986年の第6回から日本マクドナルドが協賛。1988年の第8回から48チームに |
| 1990〜2008年 第10〜28回 | 茨城 | 1997年の第17回から高円宮杯が下賜される |
| 2009〜2019年 第29〜39回 | 東京 | 2009年から明治神宮野球場で開催 |
| 2020〜2021年 第40・41回 | 新潟 | 東京オリンピック・パラリンピックの関係で新潟県での開催。2020年の第40回は新型コロナウイルス感染拡大のため中止 |
| 2022〜2024年 第42〜44回 | 東京 | 出場51チーム |
| 2025年 第45回 | 新潟 | 8会場・53チーム |
| 2026年 第46回 | 愛媛 | 7会場・53チーム |
出場チーム数は、第1〜3回が16チーム、第8回(1988年)以降は48〜54チームで推移しています(連盟の歴代一覧の参加数)。明治神宮野球場での開催と東京オリンピック・パラリンピックに伴う新潟開催は、連盟の大会概要の記載、マクドナルドの協賛開始はマクドナルドの公式ページによります。
全国大会に出るには?——予選の流れと、出場の条件
全国大会に出られるのは、全日本軟式野球連盟に登録した学童チームのうち、所属する都道府県支部の予選大会で優勝したチームです(2026年は北海道が北・南、東京が第1・第2の2代表)。多くの地域では、市区町村などの大会を勝ち上がって都道府県大会に進み、そこで代表を決めます。つまり出発点は、連盟に登録している軟式の学童チームに入ることです。
連盟に登録している学童チームに入る
この大会は、全日本軟式野球連盟に登録した学童(小学生)チームのための大会です。地域の学童チームやスポーツ少年団が多く登録していますが、所属先が連盟に登録しているかは、チームに直接確認してください。
市区町村・地区の大会を勝ち上がる
都道府県大会の前に、支部ごとの大会で都道府県大会への出場をかけて戦います。予選の仕組みは地域によって違います。マクドナルドは、市区町村大会を勝ち抜いて都道府県大会に出るチームに「都道府県大会出場ワッペン」を贈っています。
都道府県大会で代表になる
春から夏の初めにかけて行われます(マクドナルドの公式ページでは、2025年の都道府県大会は3〜7月)。2026年の東京都(学童の登録941チーム)は、準決勝を勝った船橋フェニックスとレッドサンズの2チームが代表になり、6月13日の決勝で第1・第2代表が決まりました。
8月の全国大会へ
2026年は53チームが愛媛県に集まり、1週間のトーナメントで日本一を争いました。全国大会に出るチームには「全国大会出場ワッペン」が贈られます。
チーム選びと入団で確認したいことは?
費用、練習の曜日と時間、送迎やお茶当番など保護者の関わり方は、チームによって大きく違います。当番を設けないチームもあるので、入団前の体験参加のときに、保護者の役割まで含めて確認するのが安心です。途中入団や移籍の扱いもチームと連盟の決まりによるため、早めに相談してください。
軟式と硬式の違いは?——この大会は軟式の大会
マクドナルド・トーナメントは、軟式野球の連盟が主催する軟式の大会です。小学生の野球には、硬式球を使うリトルリーグなどの団体もあり、そちらはそれぞれの団体の大会に出ます。
| 項目 | 軟式(学童) | 硬式 |
|---|---|---|
| ボール | ゴム製の軟式球 | 硬式球 |
| 主な団体 | 全日本軟式野球連盟 | リトルリーグ、ボーイズリーグなど団体ごとに別 |
| 所属先 | 地域の学童チーム・スポーツ少年団など | 地域の硬式クラブ |
| この大会への出場 | 連盟に登録した学童チームが対象 | 対象外(各団体の全国大会がある) |
中学に上がると、中学校の軟式野球部、連盟の少年部に登録したクラブ、硬式のクラブ(リトルシニア、ボーイズ、ポニーなど)と選択肢が広がります。プロ野球選手には、小学生で軟式を経験した選手も、硬式を経験した選手もいます。どちらが優れているかではなく、子どもの興味と身体の成長の段階に合わせて選べば十分です。
大会のルールは?——6回制・1時間30分・投球数の制限
学童の試合は6回制で、試合開始から1時間30分を過ぎたら、両チームの攻撃回数がそろった時点(均等回)で試合終了です(2022年から全国一律)。投手は1日70球以内(4年生以下は60球以内)で、2026年からは1週間210球以内(4年生以下は180球以内)の制限も加わりました。どれも、子どもの肘・肩の障害を防ぐことを目的にしたルールです。
| ルール | 内容 | 導入 |
|---|---|---|
| 試合の長さ | 6回戦。試合開始から1時間30分を過ぎたら、均等回の完了で試合終了 | 2022年から全国一律 |
| ホームベース | 一般用(学童用より大きいサイズ)を使う | 2022年は全国大会のみ、2023年から全国一律 |
| 1日の投球数 | 1試合かつ1日70球以内(4年生以下は60球以内)。試合中に達したら、その打者の打撃が完了するまで投げられる。ボークでも投げた球は数え、牽制球は数えない | 2019年に全国大会で導入(1日70球)。2020年の競技者必携の改正で、4年生以下60球などを規定 |
| 1週間の投球数 | 210球以内(4年生以下は180球以内) | 2026年シーズンから |
| 同点のとき | 特別延長戦(タイブレーク)で決着をつける。2026年の全国大会でも実施 | — |
連盟は6回制と時間制限を、投手と捕手の投球数(捕手は返球数)を減らし、試合時間を短くする健康管理のためと説明しています。ホームベースを大きくしたのは投手の負担を軽くするためです。2026年の全国大会でも、時間制限により4回や5回で終わった試合がありました(連盟の試合一覧)。
観戦・配信と、マクドナルドの賞は?
全国大会の日程・結果・トーナメント表は、全日本軟式野球連盟の大会ページと特設ページにまとまっています。大会ならではの賞には、日本マクドナルドが贈る3種類の「マクドナルドワッペン」、マナーの良いチームをたたえる「マクドナルドグッドマナーアワード」、ドナルド・マクドナルド・ハウスへの募金の証である「スマイルソックス」があります。
連盟の大会の特設ページ(動画配信のページ)には、開会式・決勝・閉会式の項目と、トーナメント表・日程・結果が載っています。球場で観戦する場合の入場の扱いや会場の案内は、その年の連盟と開催地の案内で確認してください。
| マクドナルドワッペン | 贈られるチーム |
|---|---|
| マクドナルドチャンピオンワッペン | 全国大会を勝ち抜き、日本一になった優勝チーム |
| 全国大会出場 | 都道府県大会を勝ち抜き、全国大会に出場するチーム |
| 都道府県大会出場 | 市区町村大会を勝ち抜き、都道府県大会に出場するチーム |
全国大会に出るチームには、活動拠点の近くの店舗でワッペンの贈呈式が開かれます(マクドナルドの公式ページ)。
2026年のマクドナルドグッドマナーアワード(連盟の発表):松山NORTHベースボールクラブ(愛媛)、久保軟式野球スポーツ少年団(山口)、豊上ジュニアーズ(千葉)、前沢ジュニア野球スポーツ少年団(岩手)、南瀬谷ライオンズ(神奈川)、玉村ジュニアベースボールクラブ(群馬)、長浜少年野球団(大分)の7チームです。
スマイルソックスは、都道府県大会や全国大会で球児の足元に見られる赤と白のしましまのソックスです。病気と向き合う子どもとその家族のための滞在施設「ドナルド・マクドナルド・ハウス」への募金に協力した球児に、支援の証としてハウスから贈られます。マクドナルドの公式ページでは、全国の約1,000チームの協力で、募金総額が11,911,105円になったと報告されています(2026年9月28日閲覧)。
成長期の投球障害と投球数——保護者が知っておきたいことは?
小学生の年代でとくに気をつけたいのは肘です。日本臨床スポーツ医学会の「青少年の野球障害に対する提言」は、野球肘の発生は11〜12歳、野球肩は15〜16歳がピークとし、小学生の全力投球を1日50球以内、試合を含めて週200球以内にするよう勧めています。大会ルールの上限(1日70球・週210球)は「そこまでは投げてよい」という線です。痛みがあるときは、球数に関係なく投げさせないことが先です。
| 区分 | 1日 | 1週間 | 出典 |
|---|---|---|---|
| 学童(小学生)の公式戦ルール | 70球以内(4年生以下は60球以内) | 210球以内(4年生以下は180球以内)※2026年から | 全日本軟式野球連盟 |
| 少年部(中学生)の公式戦ルール | 大会中の1日100球 | 350球 | 全日本軟式野球連盟 |
| 提言:小学生 | 全力投球50球以内 | 試合を含め200球以内 | 日本臨床スポーツ医学会 |
| 提言:中学生 | 70球以内 | 350球以内 | 日本臨床スポーツ医学会 |
提言は球数のほかにも、小学生の練習は週3日以内・1日2時間以内にすること、野球肘・野球肩は投手と捕手に圧倒的に多いので投手と捕手を2名以上育てておくこと、シーズンオフを設けて野球以外のスポーツを楽しむ機会をつくること、専門医による定期的な検診が望ましいことを挙げています(提言は全日本軟式野球連盟のルールのページに掲載)。
野球肘とは?——日本整形外科学会の説明
日本整形外科学会は、野球肘を「成長期にボールを投げすぎることによって生じる肘の障害」と説明しています。投げたときや投げたあとに肘が痛む、肘の曲げ伸ばしがしにくくなる、急に動かせなくなる、といった症状が出ます。肘の外側では骨同士がぶつかって骨や軟骨がはがれたり傷んだりし、内側では靱帯・腱・軟骨が傷みます。診断はX線やMRIで行い、治療では投球の中止と肘の安静が大切で、痛みを我慢して投げ続けると悪化して、手術が必要になることもあるとしています。
膝のお皿の下が痛む——オスグッド病
日本スポーツ整形外科学会の資料では、オスグッド病は小学校高学年から中学の発育期に、膝のお皿の下の骨(脛骨粗面)が出てきて痛むものとされています。跳んだり跳ねたり、ボールを蹴ったりする動作の繰り返しで起き、休むと痛みが引いても、スポーツを始めると再び痛むのが特徴です。成長期に一時的に起きるもので、この時期はスポーツを控えるよう説明されています。走塁や守備で踏ん張る動きの多い野球でも、見過ごせない痛みです。
・投げているとき、投げたあとに肘や肩が痛む
・肘が伸びきらない、曲がりきらない、急に動かなくなった(日本整形外科学会が野球肘の症状として説明)
・膝のお皿の下の骨が出てきて痛む、跳ぶと痛む
・腰や背中の痛みが続く、反らすと痛む
・夜も痛む、腫れている、しびれがある
・転倒や死球(デッドボール)のあとに、腫れや強い痛みがある
痛みがある状態で投球や練習を続けることはすすめません。Disport Worldでは診断や治療は行わず、必要と判断したときは受診をおすすめしています。
学童期の身体づくりと、保護者ができることは?
小学生の身体づくりは、年齢に合った内容を、安定性→筋力→パワーの順で積み上げるのが基本です。重い重量を扱うより、自分の体重を正しく扱えること、股関節・胸椎(背中)・肩甲骨がよく動くこと、片脚で安定して立てることを優先します。保護者の方の役割は、技術指導より、睡眠・食事・休養の管理と、痛みのサインに気づくことです。
低学年(1〜2年生):いろいろな動きを経験する
野球に限らず、走る・跳ぶ・投げる・登る・転がるなど、多様な運動遊びを。提言も、シーズンオフに野球以外のスポーツを楽しむ機会をつくるよう勧めています。
中学年(3〜4年生):基本の動きを正しい形で
自重のスクワット、ジャンプの着地など、シンプルな動きを正しい形で繰り返す時期です。股関節・胸椎・肩甲骨まわりを動かす習慣も、このころから始めたいところです。
高学年(5〜6年生):安定性の上に、軽い負荷のパワー
体幹の安定性と可動域を土台に、メディシンボール投げやジャンプ系など、軽い負荷でのパワー発揮へ段階的に進みます。中学の硬式や部活動に備えて、身体の弱いところを客観的に知っておく時期でもあります。
筆者が資格を取ったNASM(全米スポーツ医学アカデミー)のOPTモデルも、安定性→筋力→パワーの順に段階を踏む考え方です。打球が飛ばない、球が速くならないと悩む小学生では、筋力より先に、安定性や可動域が足りていないことがあります。年代別の考え方は野球少年の筋トレ完全ガイドと小学生アスリートのトレーニングで詳しく書いています。
| 避けたいこと | 代わりにやりたいこと |
|---|---|
| 重いバーベルなどで重さを競う | 自重の基本動作(しゃがむ・股関節から曲げる・押す・引く・ひねる)を正しい形で |
| ルールや提言を超える投球、痛みを我慢しての投球 | 家庭でも投球数を記録し、痛みがあれば休ませて受診 |
| 一年中、野球だけ | シーズンオフに野球以外の運動も(提言) |
| 肘・肩の痛みを「気のせい」で片付ける | 違和感の段階で相談し、必要なら受診 |
| 睡眠時間を削った早朝・夜間の練習 | 小学生は9〜12時間を参考に睡眠を確保(厚生労働省) |
保護者ができるサポートは?
①睡眠:厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」は、小学生は9〜12時間を参考に睡眠時間を確保するとしています。練習で疲れている日ほど、寝る時間を早めてください。
②食事:成長と練習の両方に足りるだけのエネルギーを。練習後は、なるべく早く食事や補食をとれるように準備しておくと安心です。ジュニアアスリートの栄養管理にまとめています。
③痛みの早期発見:「肘が痛い」「肩が痛い」は気のせいで片付けず、投球を止めて受診を。子どもは試合に出たくて痛みを隠すことがあります。
④姿勢と動きの観察:座り方、立ち方、歩き方、靴の減り方には、身体の左右差やクセが出ます。
⑤声かけ:エラーへの叱責より、次のプレーに向かう声かけを。家庭での休ませ方は野球少年・サッカー少年が自宅でできるケアも参考にしてください。
保護者からよく聞かれることは?
Q. 途中入団や移籍はできますか?
受け付けるかどうか、学年や時期の扱いはチームごとに違い、移籍は連盟の登録の決まりにも関わります。移籍の場合は、前のチームと移籍先の方針を確認し、時期も含めて相談してください。
Q. お茶当番や親の負担は大きいですか?
チームによって大きく違います。伝統的な当番制のチームもあれば、当番を設けないチームもあります。入団前の体験参加のときに、保護者の関わり方を確認してください。
Q. 習い事や勉強と両立できますか?
大会の時期は、週末が試合で埋まりやすくなります。学業優先を方針にしているチームもあるので、チームの考え方と年間の予定を確認しておくと判断しやすくなります。
Q. 親が野球未経験でも大丈夫ですか?
大丈夫です。技術は監督・コーチに任せ、保護者は応援、体調の管理、気持ちの支えに力を注ぐのが役割分担として自然です。
Q. 子どもが「野球をやめたい」と言ったら?
頭ごなしに否定せず、まず理由を聞いてください。指導者やチームメイトとの関係、ほかのことへの興味のほか、疲れや痛みが理由のこともあります。痛みが隠れている場合は、先に受診を。
Q. プロを目指せるかは分かりますか?
小学生の時点で判断することはできません。小学生で全国大会に出ることは大きな目標ですが、それ以上に大切なのは、中学・高校と野球を続けられる身体と心を育てることです。野球が好きで続けられること、ケガなく成長することを優先してください。
本記事で挙げた運動は、痛みのない範囲で行ってください。肘・肩・膝・かかと・腰に痛みがあるときは行わず、受診を優先してください。重さを使ったトレーニングは、年齢に合った内容かどうかを指導者と確認してから始めてください。
現場で見えていること——世田谷区・船橋フェニックスの学年チームの監督とJSPO-ATを兼ねて
大会の前の数か月は、週末ごとに公式戦と練習試合が続きます。投球数はベンチや大会本部で数えられても、疲れの抜け方や肘・肩の張りは数えられません。同じ70球でも、前の週にどれだけ投げたか、睡眠が足りているかで、子どもの身体の状態は違って見えます。2026年に1週間の上限ができたのは、この積み重なりを数える仕組みだと受け止めています。
投手だけの問題でもありません。提言でも、肘や肩の障害は投手と捕手に多いとされ、連盟が6回制を採った理由にも捕手の返球数が挙がっています。ベンチでは、投手の球数と同じくらい、捕手や、よく投げる内野手の様子を見ています。
監督として見ていると、フォームの崩れは、疲れと、股関節や胸椎の動きの小ささが重なったときに出やすいと感じます。言葉でフォームを直す前に身体の側を一度測ると、指導が入りやすくなることがあります。一方で、試合に出たい子ほど痛みを口にしないことがあり、チームの外で身体を見る場があることにも意味があります。
Disport Worldのジュニアの身体評価では、姿勢、関節の可動域(左右それぞれ)、筋力バランス、ジャンプとホップ、動作パターン、そして投球動作と身体機能の照合を、90分かけて見ます。痛みがあるときは、その日の測定より受診をすすめます。結果はその場で保護者の方に口頭でご説明します。詳しくはジュニアプログラムのページをご覧ください。
よくある質問
マクドナルド・トーナメント(マクドナルド杯)の正式名称は?
高円宮賜杯全日本学童軟式野球大会 マクドナルド・トーナメントです。主催は公益財団法人 全日本軟式野球連盟で、日本マクドナルドが1986年から協賛しています。第1回は1981年で、1997年の第17回大会から高円宮杯が下賜されました。「小学生の甲子園」とも呼ばれます。
2026年の結果は?優勝はどこですか?
第46回(2026年8月7〜13日・愛媛県)は、長曽根ストロングス(大阪)が優勝しました。決勝で多賀少年野球クラブ(滋賀)に3対2で勝ち、2年連続9回目の優勝です。第3位は船橋フェニックス(東京都第1代表)と南瀬谷ライオンズ(神奈川県代表)でした(全日本軟式野球連盟の発表)。
2026年の開催地はどこですか?
愛媛県です。開会式と準決勝・決勝の坊っちゃんスタジアム(松山市)をはじめ、今治市営球場、新居浜市営野球場、西条市ひうち球場、四国中央市浜公園川之江野球場、八幡浜・大洲地区運動公園野球場、西予市営宇和球場の7会場で行われました。前年の第45回は新潟県でした。
歴代最多優勝のチームはどこですか?
長曽根ストロングス(大阪)で、2026年の優勝で通算9回になりました。都道府県別では大阪府が16回で最も多く、兵庫県と石川県が3回で続きます。全日本軟式野球連盟の歴代一覧に、2026年の結果を加えて数えています。
全国大会には何チームが出場しますか?
2026年は53チームです。47都道府県の代表(北海道と東京は2チームずつ)に、前年度優勝チームと開催地の3チームが加わりました。予選に挑むチームは、連盟の大会概要によると全国約10,000チームです。
投手の球数制限はありますか?
あります。学童は1日70球以内(4年生以下は60球以内)で、2026年からは1週間210球以内(4年生以下は180球以内)も加わりました。日本臨床スポーツ医学会の提言は、小学生の全力投球を1日50球以内・週200球以内としています。上限以内でも、痛みがあれば投げさせないでください。
子どもが「肘が痛い」と言ったらどうすればいいですか?
投げるのをやめさせ、整形外科を受診してください。日本整形外科学会は、野球肘は投球の中止と肘の安静が大切で、痛みを我慢して投げ続けると悪化し、手術が必要になることもあると説明しています。Disport Worldは診断や治療は行わず、受診のうえで運動が許可されてから、痛みが出た背景を身体の側から測ります。
東京のチームは優勝したことがありますか?
全日本軟式野球連盟の集計では、東京都のチームの優勝はまだなく、準優勝が1回(2023年・不動パイレーツ)です。2026年は船橋フェニックス(世田谷区)が第3位でした。東京都は学童の登録チーム数が941と47都道府県で最も多く、2026年は第1・第2の2代表が全国大会に出場しました。
まずは90分、身体を測ることから
全国大会を目指すことも、チームで練習を積むことも大切です。そのうえで、技術が乗る身体の土台——股関節と胸椎の動き、片脚の安定、左右差、成長期の負担——を一度測っておくと、練習量や休ませどきを判断しやすくなります。「一生つきあう体、どうする?」——私たちがお子さまの身体に向けている問いも、これと同じです。チームでの考え方は少年野球のトレーニングを東京で探す前に、打つ動きの身体面は野球のスイングスピードを上げる方法でも書いています。
Body Assessment
野球少年の「今の身体」を
90分かけて測る
担当は基本的に代表の岡本隼人。世田谷区・船橋フェニックスで学年チームの監督を務め、日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー(JSPO-AT)として、成長期の身体機能を評価します。体験後に入会を決めていただく必要はなく、無理な勧誘はいたしません。
先着などの条件はありません。
完全個室 | 六本木駅5番出口徒歩4分 | 保護者の方の同席歓迎 | ジュニアプログラムの詳細
主な参考(タップで開く)
- 全日本軟式野球連盟「高円宮賜杯全日本学童軟式野球大会 マクドナルド・トーナメント」大会概要・歴代優勝・準優勝チーム・都道府県別 優勝・準優勝回数(jsbb.or.jp/tournaments/e-school.html)。2026年9月28日閲覧。一覧は第1回(1981年)〜第45回(2025年)。
- 全日本軟式野球連盟「高円宮賜杯第46回全日本学童軟式野球大会マクドナルド・トーナメントが終了しました。」2026年8月13日(jsbb.or.jp/news/date/2026/3155.html)。優勝・準優勝・第3位・グッドマナーアワード。
- 全日本軟式野球連盟 第46回大会ページ(大会概要・参加チーム・試合一覧・組合せ表PDF・特設ページ)、第45回大会ページ(大会概要・試合一覧)。2026年9月28日閲覧。
- 全日本軟式野球連盟「登録チーム」都道府県別 登録チーム数(令和7年度)。学童:東京941・神奈川639・大阪281チーム(jsbb.or.jp/outline/teams/)。
- 全日本軟式野球連盟「令和4年度の学童野球新ルールの導入について(改訂版)」2021年12月27日改訂(6イニング制・時間制限1時間30分、ホームベースの拡大)。
- 全日本軟式野球連盟「【学童部】投球数制限に係る競技者必携の改正について」(2020年)、「学童部における一週間に係る投球数制限の導入について(通知)」全軟野連発第223号(2025年10月24日)、「少年部(中学生)の投球数制限について」。
- 日本臨床スポーツ医学会 学術委員会「青少年の野球障害に対する提言」(全日本軟式野球連盟「連盟適用ルール」ページに抜粋を掲載)。
- 日本整形外科学会「野球肘」症状・病気をしらべる(joa.or.jp)。
- 日本スポーツ整形外科学会「スポーツ損傷シリーズ 1. オスグッド病」(日本整形外科学会「オスグッド病」のページから参照)。
- 厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」2024年2月。
- 日本マクドナルド「学童野球」(mcdonalds.co.jp/sustainability/local/baseball/)。2026年9月28日閲覧。協賛の開始年、ワッペン、スマイルソックス、参加チーム数。
- 日本野球機構「NPBジュニアトーナメント KONAMI CUP 2026」大会概要(npb.jp/junior/2026/)。
- 共同通信「連覇狙う長曽根(大阪)か、7年ぶり目指す多賀(滋賀)か 全日本学童軟式野球の決勝」2026年8月12日(準決勝のスコア)。フィールドフォース 学童野球メディア(東京都予選決勝、2026年7月15日/出場チーム紹介、2026年7月31日)。東京新聞(東京都予選決勝、2026年7月2日)。
- 監督としての現場知見は、著者が2022年から学年チームの監督を務める世田谷区・船橋フェニックスでの経験に基づく記述であり、統計的な調査結果ではありません。評価の内容は Disport World ジュニアプログラムのページ(https://disport.world/junior/)の記載に基づきます(2026年9月時点)。


